なぜC・ロナウドとここまで差がついた? “右足一本”ですべてを変えられた才能は5大リーグで輝けず
2003年、この年はFWクリスティアーノ・ロナウドがスポルティング・リスボンからマンチェスター・ユナイテッドへ移籍した年だ。
まだまだ細身のドリブラーだったロナウドはそこから肉体進化を遂げてスーパースターになっていくわけだが、同じ2003年にスポルティング・リスボンからステップアップした者がもう1人いた。
年齢はロナウドの1つ上だが、現在38歳のFWリカルド・クアレスマである。
右足一本で何でもこなしてしまうウイングのクアレスマは、ポルトガル代表でも80試合に出場した実力者ではある。しかし、欧州5大リーグでは思うような結果を残せなかった。
当時移籍したバルセロナではまったく結果が出ず、その後FCポルトを挟んで向かったイタリアのインテルでも2シーズンで1ゴールしか奪えなかった。イングランドのチェルシーでも結果は出ず、それ以降は5大リーグを離れている。
そんなクアレスマは、現在ポルトガル国内リーグのヴィトーリア・ギマランイスで7番を背負って現役を続けている。とはいえ、成績はリーグ戦1ゴール1アシストと寂しい。
同メディアは元ブラジル代表で皇帝と恐れられたアドリアーノ、インテルナシオナルで鮮烈なインパクトを放ち、ミランでも活躍したアレシャンドレ・パト、天才と言われながら個性が強すぎる部分のあった現リールFWハテム・ベン・アルファらとともに、クアレスマが世界最高の選手になれたと綴る。スポルティング・リスボンを離れる段階では、クアレスマの方がロナウドより上だったと言っても大袈裟ではない。
ポルトガルといえば優れたウイングを次々と輩出する文化があり、当時はロナウドとクアレスマもそのタイプの選手だった。しかし途中から両者の間には大きな差がつくことになり、ロナウドは複数回バロンドールを手にするスーパースターとなった。
クアレスマも最初の移籍がフィットしていれば何か変わったかもしれないが、大きな才能を持ちながら5大リーグで満足な活躍ができなかったのは残念だ。
