時々、猫たちのネットワークってどうなっているのかしら?と不思議に思う出来事に出くわす事があります。他の外猫とはそこそこ仲良しだけど、ある日突然見知らぬ外猫に懐かれたとか。その斜め上を行く不思議な出来事が実際にあったそうです。

【さらに詳しい元の記事はこちら】

 “#フォロワーの8割が体験したことなさそうなこと”というハッシュタグに乗せて、その不思議な経験をツイッターに投稿したのは、ネットユーザーの魔魔さん。

「我ながら不思議な体験。
道路で亡くなっていた子猫を埋葬して、その際に『生まれ変わったらうちにおいで』と呟いたら、数日後に野良らしきお母さん猫が、怪我した子猫連れて来た。毛色同じだから多分兄弟。そのままうちの子になったシロくん」

 と、今のシロくん(約11歳)の写真を添えてその体験をつぶやいています。魔魔さんは元からの動物好き。今は4匹の猫が魔魔さんと一緒に暮らしています。昨年まではわんこも一緒でした。詳しく話を伺うと、この出来事があったのは約10年前の事。以来、シロくんと名付けられて魔魔さんのうちの子となった今は、他の猫たちと仲良く暮らしながら幸せな生活を送っています。

 足をけがした子猫のシロくんを母猫が連れてきた時、シロくんの足は複雑骨折という状態。2回の手術を行っても回復の傾向が見られず、やむなく右後ろ脚を切断するに至ったという事です。

 もしかしたら、魔魔さんが亡くなった子猫を埋葬していた時、母猫と他の子猫ももしかしたら近くにいたのかもしれません。

 ここからは筆者の完全な憶測ですが、母猫が子猫たちを連れて道路を渡っていた時、不幸にも渡り切れていなかった子猫が車の犠牲となったのでしょう。辛くも命の危機は免れた、のちのシロくんはこのまま野良生活をしていくには厳しく、早晩命を失ってしまうだろうと母猫は悟ったのでしょう。

 わが子が車に轢かれたショックと、恐怖で物陰でしばらく動けなかったであろう母猫は、魔魔さんが子猫を手厚く葬り、「生まれ変わったらうちにおいで」と呟く様子に、「この人間ならこの子を託せる」と思ったのかもしれません。そして魔魔さんの家まで子猫を送り届け、この子をよろしくお願いします、と……。

 ここまで筆者の想像ストーリーではあるのですが、あながちあり得なくもないのではないかと思っています。何せ、猫たちは人間たちについての情報を各自持ち合わせており、それを共有しているという「ねこねこネットワーク(または、ぬこぬこネットワーク)」、通称「NNN」があるという話は猫好きの間では鉄板ネタですから。

 魔魔さんのツイートに付いたリプライで、魔魔さんは「全員、今拾わなかったらヤバいレベルの状態だったので、人として試されました」と明かしています。どうしても見てみぬふりができない優しさと愛情に、今の猫たちも幸せそう。そして全員が助けてもらった身、みんな仲良く過ごしているそうです。以前家族だったわんこも昨年、12歳で虹の橋を渡り、今ではきっと魔魔さんと4にゃんたちを空の上から見ているのかもしれませんね。

 シロくん、「家族で可愛い可愛いと育てたもので、可愛いが名前だと思ってる節があります」という魔魔さんの話。わがままお坊ちゃま、と魔魔さんはシロくんの性格を表していますが、そこはまぁ猫ですし。

 ペットは正しく愛情を注いだ分だけ、その愛情をヒトに返してくれます。安心して一緒にいられるペットは、ヒトから歪みのない愛情を受け取っている、筆者はこれまでの飼い主とペットたちの絆の在り方を数多く見てきて、そう思っているのです。

<記事化協力>
魔魔さん(@mama2morioka)

(梓川みいな)