by Vladdeep

過去の研究により、「睡眠不足によりさまざまな病気の発症リスクが上昇する」ことが判明していますが、7年間にわたる睡眠習慣と医療記録を分析した研究から、「眠りすぎも心臓発作のリスクを高める」ことが明らかになりました。

Sleep Duration and Myocardial Infarction | JACC: Journal of the American College of Cardiology

http://www.onlinejacc.org/content/74/10/1304

Sleeping too much-or too little-boosts heart attack risk

https://medicalxpress.com/news/2019-09-muchor-littleboosts-heart.html

Sleeping too little or too much raises heart attack risks, study finds | Daily Mail Online

https://www.dailymail.co.uk/health/article-7420253/Sleeping-little-raises-heart-attack-risks-study-finds.html

CU Boulder study: Sleeping too much, too little can increase risk of heart attack

https://www.thedenverchannel.com/news/local-news/cu-boulder-study-sleeping-too-much-too-little-can-increase-risk-of-heart-attack

不適切な睡眠時間が健康に及ぼすリスクについて調査したのは、コロラド大学ボルダー校で統合生理学を研究しているセリーヌ・ベッター氏らの研究チームです。研究チームはUKバイオバンクに登録されている40〜69歳のボランティア約50万人の中から、心臓発作の既往歴がない46万1000人を被験者とし、7年間にわたり対象者の医療記録や自己申告による睡眠習慣を追跡調査し、遺伝子情報とともにデータを分析しました。



by diego_cervo

その結果、平均的な睡眠時間が6時間未満だった人は、睡眠時間が6〜9時間だった人に比べて心臓発作を起こすリスクが20%高いことが分かりました。また、睡眠時間が9時間より多かった人は、睡眠時間が6〜9時間だった人に比べて34%も心臓発作リスクが高かったとのこと。

この傾向は、睡眠時間が適切な範囲から遠ければ遠いほど顕著でした。例えば、睡眠時間が7〜8時間の被験者に比べて、睡眠時間が5時間しかない被験者は心臓発作を発症するリスクが52%も上昇しました。さらに、睡眠時間が10時間以上の被験者の場合、発症リスクは約100%も増加したそうです。

研究チームは「これまでの研究により、睡眠が不足すると動脈の内壁が損傷したり、骨髄における炎症細胞の発育に影響を及ぼしたりすることが指摘されていますが、長すぎる睡眠時間も同様に体内の炎症を促進させる可能性があります」と述べて、長すぎる睡眠睡眠不足と同様の健康リスクをもたらすとの見方を示しました。



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