日産の英国生産取りやめで、受注が増えそうなファルテックの九州工場
増強するのは九州工場の第2棟。外装樹脂部品を成形から塗装まで一貫生産で手がける拠点で18年に新設した。これまで九州が供給先のラジエーターグリルやウインドウモールなどの外装樹脂部品は同社の館林工場(群馬県館林市)で生産していたが、物流コストの削減などを目的に九州工場へ移管した。
九州工場第2棟では塗装ライン全体をクリーンルーム化することで、自動化ラインを実現した。従来型の塗装ラインは歩留まり率が70―80%程度だったが、新ラインでは約90%に高まる見通し。
同社の九州工場は、日産や三菱自動車、ダイハツ工業などの主力工場の近くに位置し重要性が高い。日産は欧州向け次期スポーツ多目的車(SUV)「エクストレイル」を英サンダーランド工場で生産する計画だったが取りやめ、日産自動車九州(福岡県苅田町)に変えた。今後も受注拡大が見込まれる。
