米国で先端研究を加速するファナック、狙いは「10年先」のロボット制御・AI
ファナックが先端技術の研究拠点を設けるのは初めて。日本では既に数値制御(NC)装置やロボットなどの商品開発を担う研究所や、要素技術などを開発する基礎研究所を運営する。山口賢治社長は「国内の研究所は商品化が中心で、基礎研究所は3年くらい先、先端技術研究所は5―10年先の研究を担う」と指摘する。一方、同社は以前からUCバークレー校と協力関係があり、新たな研究所は既に同校周辺に所有する場所を活用した。
最先端の研究開発が進むシリコンバレーでは、トヨタがAIやロボットなどの研究開発子会社を設立。NTTは4月に量子計算などの基礎研究をする法人を新設した。一方、三菱電機は米国東海岸の拠点を中心に、マサチューセッツ工科大学といった主要大学とAI分野の研究などで連携する。各社は研究を通じて最新技術を取り込み、商品開発や競争力の強化につなげる。
