大河内はディフェンスリーダーとしてチームに欠かせない。夏のインターハイでも確かな存在感を示した。写真:大森琢磨

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 今年で27回目を迎える全日本高校女子サッカー選手権。年内に開幕した昨年とは異なり、今回は1月3日に開幕する。夏冬制覇を目指すインターハイ女王・常盤木学園(宮城)が6年ぶりに覇権を奪回するか、それとも昨年度女王の藤枝順心(静岡)が連覇を成し遂げるのか。はたまた伝統校・日ノ本学園(兵庫)が4年ぶりに冬の日本一を獲るのか。頂点の座を懸け、選ばれし32代表校が繰り広げるハイレベルな戦いから目が離せない。
 
 今年はワールドカップでU-20女子代表が世界一となり、今大会に出場する選手たちも参加したU-17女子代表もベスト8に食い込んだ。2020年に東京五輪を控えているだけに、ヤング&リトルなでしこ候補が飛び級でA代表に名を連ねても不思議ではない。次世代のスターが今大会から生まれる可能性は十分にある。
 
 ここでは、都道府県・地域予選を戦い抜いた32の代表校から1名ずつ注目選手をピックアップ。冬の女王決定戦を鮮やかに彩る“なでしこ候補生”たちを一挙に紹介する。

 前編となる今回は、北海道から東海地域までの18選手だ。

【PHOTO】注目選手を一挙に紹介! 女子選手権を華麗に彩るヒロインファイル 北海道〜東海編

【高校サッカーダイジェスト厳選/選手権女子注目タレント】
Part.1 北海道〜東海編
 
No.01
竹内千璃(たけうち・せんり)
北海道大谷室蘭(北海道)/3年/FW
中山とのコンビで起点となり、先陣を切って守備網を突き崩す。チームの雰囲気作り写真:大森琢磨にも気を配る、ピッチ内外で頼れるキャプテンだ。
 
No.02
高野瀬紫苑(こうのせ・しおん)
北海道文教大明清(北海道)/2年/DF
キック、ヘディング、スピードと三拍子が揃い、守備を統率するCB。負傷から復帰を果たしたいま、文教大明清のDFラインは盤石だ。
 
No.03
大河内友貴(おおこうち・ゆうき)
常盤木学園(宮城)/3年/DF
常盤木学園のインターハイ初制覇を最終ラインで支えたCB。球際にめっぽう強く、研ぎ澄まされた危機察知能力でピンチの芽を摘む。
 
No.04
宮田あすか(みやた・あすか)
聖和学園(宮城)/2年/MF
最終ラインからゴール前まで上下動しながら攻守に関わり続けるボランチ。“オフ”の動きに優れ、敵が目を離した隙を決して逃さない。
 
No.05
吉武きらら(よしたけ・きらら)
専大北上(岩手)/3年/MF
バイタルエリアの守り神。2ライン(DFとMF)間で敵の起点を潰し、攻撃では味方を押し上げる。得意のミドルシュートにも注目だ。
 
No.06
狩野蒼葉(かりの・あおば)
前橋育英(群馬)/3年/FW
タイガー軍団の急先鋒。「味方も驚くようなプレーを見せる」とは大手監督で、パートナーを選ばない柔軟性も、FW陣の軸に相応しい。
 
No.07
小室真綾(こむろ・まあや)
鹿島学園(茨城)/3年/MF
怪我の池田主将に代わってキャプテンマークを巻く。射程距離の長いFKなど、精度の高いキックでチームに幾度も勝利をもたらした。
 
No.08
浜田芽来(はまだ・めぐ)
十文字(東京)/3年/MF
ずば抜けたフィジカルの強さと圧倒的なスピードで、相手DFを置き去りにする。「銀河系軍団」が誇る、生え抜き(十文字中出身)だ。
No.09
中舘郁帆(なかだて・かほ)
修徳(東京)/3年/DF
冷静沈着なサイドバックだ。1対1の守備では相手の動きを見ながら巧みにボールを奪い取る。機を見た攻撃参加でも違いを生み出す。
 
No.10
大沼歩加(おおぬま・あゆか)
花咲徳栄(埼玉)/3年
ボランチ、トップ下などその時々でもっとも必要とされるポジションを任される。今冬はCBとして守備を統率。攻撃センスも優れる。
 
No.11
加藤もも(かとう・もも)
星槎国際湘南(神奈川)/3年/FW
昨年まで宮澤ひなたと両翼を担った。今季はひとりで取って取らせる仕事をこなす。緩急つけたドリブルは国際舞台でも通じる代物だ。
 
No.12
城倉歩未(じょうくら・あゆみ)
日本航空(山梨)/3年/FW
代表決定戦となる関東大会の鹿島学園戦では延長に決勝点。「背中で引っ張ってくれる」と、エース番号を与えた堀監督の信頼に応えた。
 
No.13
山岸夢歩(やまぎし・ゆめほ)
開志学園JSC(新潟)/3年/FW
裏への抜け出しや、ドリブルが魅力のFW。「相手を置き去りにするプレーがしたい」と、スピードを活かしてサイドからゴールを狙う。
 
No.14
吉田 愛(よしだ・まな)
帝京長岡(新潟)/3年/MF
状況に応じたプレーで、攻守のバランスを取るボランチ。試合中の配置転換でCBを務めることもある。チームを支える精神的支柱だ。
 
No.15
幹戸 萌(みきど・めぐみ)
福井工大福井(福井)/2年/FW
スピードを活かしてゴールへ仕掛け、前線からの猛烈プレスで攻守に貢献できる2年生エース。怪我で欠場した昨年の分も大暴れする。

No.16
三輪玲奈(みわ・れいな)
磐田東(静岡)/3年/FW
なでしこリーグにも出場。エンドラインの狭いところを軽やかなステップですり抜ける。小柄な選手ながら、醸し出す存在感は大きい。
 
No.17
金子麻優(かねこ・まゆ)
藤枝順心(静岡)/2年/MF
無尽蔵のスタミナでピッチを所狭しと駆け回り、「得点力も上がってきた」と指揮官も目を細める。大会連覇へのキーマンになりそうだ。
 
No.18
糸永舞花(いとなが・まいか)
聖カピタニオ女子(愛知)/3年/MF
東海大会突破の立役者。そこかしこで相手ボールを刈り取り、攻撃に繋げる。ヘディングシュートが得意で、本大会ではゴールも狙う。

取材・文●西森 彰、大森琢磨