年齢は衝撃の5億年!世界で一番長生きする生き物は?

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 人間の寿命はどんどん延びている。厚生労働省の調査によると、日本人の平均寿命は男女ともに80歳を超えている。だが生き物の世界は上には上がいる。


 「鶴は千年、亀は万年」のことわざ通り、カメは地球で最も長く生きている脊椎動物と言われている。インドで06年に亡くなったアルダブラゾウガメのアドワイチャは250年以上生きた。ニュージーランドの限られた地域に生息するムカシトカゲは約2億年前の恐竜時代の種を擁した唯一の生き残りと言われてる。爬虫類のなかで最も成長が遅く、35歳ぐらいまで成長を続け、寿命は100〜200年とも言われている。

 意外に寿命が長いのがコイだ。平均寿命は30〜50年と言われているが、100年以上生きるのも珍しくはない。中には200年以上生きた個体も。岐阜県の東白川村で飼育されていた「花子」は1977年に永眠したが、鱗を年輪のように数えると226年生きたという。さらに凄いのが南極海に住む海綿動物だ。低温の海水により成長が遅く、1550年生きている個体が発見されたという。

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 だが、上記の生き物とは比較にならない異次元の寿命の生き物がいる。「不老不死」とも言われるベニクラゲだ。直径 4-10 mm程度の小さなクラゲで若い個体は外縁に沿って8本の触手を持ち、成熟したものは 最多で数百本の触手を備える。触手の内側には鮮やかな赤色の眼点が。普通のクラゲは有性生殖(セックス)の後に死ぬが、ベニクラゲ類は再び幼生のポリプと言われる状態に戻り、クラゲに成長するというループを永遠に繰りかえす。一説によると5億年以上生きているベニクラゲもいるという。人間に一番近い霊長類が出現したのが500〜600万年前。その歴史とも比較にならないベニクラゲは果てしない年月を生きていることになる。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]