『妖の掟』(誉田 哲也) なんと十七年ぶりのシリーズ二作目である。 誉田哲也は二〇〇三年、『ダークサイド・エンジェル紅鈴 妖の華』(学習研究社)でデビュー。四百年生き続ける日本古来の吸血鬼「闇神(やがみ)」を主軸にした伝奇ホラーであるとともに、刑事たちが闇神に殺された不可思議な死体の真相究明に奔走する警察小説でもある。七年後の二〇一〇年に、大幅な加筆・改稿を施し『妖の華』