北京市東城区の「そよ風バルコニー」がさらに300カ所増加―中国

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北京では中心部を南北に貫く「北京中軸線」周辺に並ぶビルなどのバルコニーで景泰藍(七宝焼き)作りを体験したり、もち米を発酵させた「米露」を使ったカフェラテを飲んだり、読書を楽しんだり、夕焼けを眺めながらヨガを楽しんだりというのが、新たなトレンドとなっている。

昨年夏、第1陣となる「そよ風バルコニー」が登場したのに続き、今年の夏も北京市東城区はさらに300カ所の「そよ風バルコニー」を打ち出した。それらは現在、観賞だけでなく、そこでさまざまな文化体験もできるサロンになっている。

東城区は昨年夏、遠くから眺めるという、新しい視点で北京中軸線を楽しめるバルコニーを初めて打ち出した。例えば、紅橋市場の屋上には世界遺産の「天壇」を眺めることができるアートスペースが設置され、観光客はそこで天壇祈年殿をデザインしたムースケーキを手に持って、遠くに見える本物の祈年殿と一緒に写真を撮影することができる。今年の夏は、さらに300カ所の「そよ風バルコニー」が打ち出され、さらにいろんな角度から北京中軸線を眺めることができるようになった。そしてこれらは文化観光消費の新たなスペースとなり、「観賞」から「没入型体験」へのシフトも進んでいる。

故宮に隣接するホテルの逸扉酒店(UrCovebyHYATT)の8階にある「閑塾」バルコニーの責任者・趙萌(ジャオ・モン)さんは、無形文化遺産・景泰藍の伝承人で、そこで景泰藍作りを体験できる教室を定期的に開いている。趙さんは、「バルコニーには特別な魅力があり、ワークショップの製品を開放感のある場所に移動させることができた。景泰藍作り体験に来た人はバルコニーで、故宮や歴史ある街並みからインスピレーションを得ながら創作を楽しめ、リピーターも多い」と話す。無形文化遺産がワークショップを出て、バルコニーへと移動し、伝統技術が開放的な空間で新たな活力を得ている。

北京東城区のバルコニーは単なる展望台ではなく、そこから遠くにある歴史的景観を眺めながら文化を没入型で体験し、創作なども楽しめる素敵な場所となっている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)