「アタック25」が「金曜ゴールデン」に移動で広がる戸惑いの声 解答者に「芸能人枠」新設の評判は?
久しぶりに「パネルクイズ アタック25」(BS10)がネットニュースを賑わせた。7月3日よりゴールデン枠で放送されることになったというのだ。もっとも、SNSでの反応は様々だ。
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「アタック25」といえば、1975年4月よりテレビ朝日系列で日曜午後に放送されていた、大阪の朝日放送テレビが制作する30分のクイズ番組だ。児玉清の司会は歯切れがよく、クイズのみならず4人対戦のオセロのような独特なゲーム性も魅力だった。以来51年、司会が谷原章介に、放送局がBS10に、番組タイトルが「BS10 パネルクイズ アタック25」に変わっても、日曜午後の放送枠を守り続けてきた。それが金曜夜9時のゴールデン枠に進出するというのだ。

SNSでは歓迎する声の一方で、
《色々と試すのはいいけど正直これは迷走モードに入ってしまった感があるなぁ。日曜日の昼の放送だからアタック25はここまで続けてこられたと思うが…》
と、ゴールデン昇格を心配する声があれば、
《アタック25って終わったと思ってたけどBSで継続してたんだな》
と、番組が続いていたことを知らない人もいて、
《ゴールデンで特番とかじゃなく、ゴールデンでレギュラー放送するわけ?! BSから一気に昇格したなあ》
と、地上波のゴールデン枠で放送されると勘違いした人もいたようだ。民放プロデューサーは言う。
ジャパネットたかたのテレビ局
「勘違いした人がいたのは、谷原が過度にプレッシャーを感じているようなコメントをしたことも原因だと思います」
彼はゴールデン昇格についてこうコメントしていた。
《怖いよね。全然違う金曜日で、しかも夜9時じゃないですか。今まで日曜日にお客さんが(視聴者が)いたのに、僕たちがやっていることが金曜の夜9時で通用するのかな》
「もちろん地上波での放送なんてことは言っていませんが、BSチャンネル内での枠移動がニュースになること自体が珍しいですし、しかもBS10ですからね」
念のために言っておくと、BS10はBS朝日(BSデジタル5チャンネル)ではない。そもそもは「BS Japanet Next」として2022年3月に開局したジャパネットたかたの子会社が運営するBSテレビ局だ。24年8月にスター・チャンネルを吸収合併し、BS10として再スタートを切った。
「スター・チャンネルを買収したことでリモコンの“10”ボタンを手に入れ、それでBS10となったのです。それまでは“263”を入力するか上下チャンネルボタンで選局しなければならなかったので、番組表も一部の新聞にしか載っていませんでした」
番組が続いていたことが知られていないのも無理はない。未だ朝日新聞では、最終ページのラテ欄にBS10の番組表は掲載されていない。そんなチャンネルでの枠移動はどうなるのだろう。
強豪ひしめく金曜夜
「まず、今もBSで見ている視聴者の多くは地上波時代からの熱狂的なファンが多いと思いますが、ここまで大幅に時間帯が変わると、さすがに視聴習慣がなくなるものです。地上波や他のBS局で毎週金曜夜9時に見ている番組があれば、そちらの視聴習慣が優先される可能性があります」
同時間帯の地上波では、日本テレビは「金曜ロードショー」、テレビ朝日は「ミュージックステーション」、NHKは「ニュースウオッチ9」を放送している。BSだと、BS朝日で「ワールドプロレスリング」、BSテレ東で「演歌の花道」、BSフジで「プライムニュース」が放送中だ。
「そもそも日曜昼と金曜夜ではテレビを見る視聴者数が違います。また、日曜昼は圧倒的に60歳以上の高齢者が多く、金曜夜は60歳以下が増える傾向にあります。金曜夜は強豪番組がひしめく時間帯ですし、BSといえどゴールデンプライム帯となれば合格点となる視聴率が求められます。TVer視聴や話題性も大事ですが、視聴率という点では苦戦するでしょうね」
この4月からは4席あった一般の解答者席を1つ減らし、芸能人や有名人のゲスト解答者席を設けるというリニューアルも行われた。6月13日放送の「大映テレビドラマ第2弾」で登場したのは、TBSの「スクール☆ウォーズ」から山下真司、「ぼくたちの疾走」から大沢逸美、「不良少女とよばれて」から松村雄基、そしてフジの「ヤヌスの鏡」から杉浦幸の芸能人4名で席は埋まった。ゴールデン初回の7月3日は、クイズ王・伊沢拓司が率いる知的エンタメ集団「QuizKnock」が回答者になるという。
「楽しみにしている声も少なくないようですが、この番組が長寿番組となったのは一般人の参加型クイズ番組だからです。芸能人枠を設けたことに戸惑いの声も出ているようです。とはいえ、スペシャルとしての“芸能人大会”は視聴率を取るために必要不可欠。いい宣伝になったと思いますから、ゴールデン枠で一般参加の『アタック25』がどれだけ受け入れられるのか注目しています」
デイリー新潮編集部
