ケネディ・センターで足場を組み立てる作業員を見守る人々=12日/Daniel Heuer/Bloomberg/Getty Images

(CNN)米首都ワシントンの文化施設「ケネディ・センター」の事務局長は13日、建物からトランプ大統領の名前を撤去したと発表した。トランプ氏による首都改造の試みを象徴する設置物が消え去った。

作業員は12日、看板の上に防水シートをかぶせ、撤去作業の様子を一切見えないようにしていた。フローカ事務局長が裁判所の判断に従いトランプ氏の名前を取り外したと明らかにした後も、13日の時点で建物のファサードにはシートがかけられたままだった。

今回の撤去はケネディ・センターを掌握しようとするトランプ氏の試みや、首都に自らの足跡を残そうとする幅広い取り組みにとって打撃となる。トランプ氏は2期目就任当初に当時の理事会を解体して側近を据え、ジョン・F・ケネディ元大統領を記念したこの施設の乗っ取りに着手した。

雷雨の影響で12日午後11時59分の期限には間に合わなかったものの、裁判所の判事はトランプ氏の名前を完全撤去する追加の作業時間を求めたケネディ・センターの訴えを認め、東部時間13日正午まで猶予を与えた。

CNN取材班が撮影した映像には、13日未明、ケネディ・センターの外壁からトランプ氏の名前を撤去し始める作業員の姿が映っている。

13日午前には、トランプ氏の名前が取り外される様子を見ようと、小さな人だかりができた。中には立ち止まって写真を撮る人も。男性の1人は防水シートで覆われた建物を背景に、指を交差させて自撮りしていた。

ジョアン・ジョーンズさんはCNNの取材に、「(トランプ氏の)名前が消えるのを見たかっただけ」とコメント。 「何の関係もない建物に自分の名前を掲げようとするとは。何も貢献していないのに、そんなことをする資格はない」と語った。

作業員は12日、外壁の看板の下に足場を組み立てる作業を始めた。足場の小さな隙間越しに撮影された映像には、13日午前3時過ぎ、文字を取り外しているとみられる作業員の姿が映っている。