阿蘇火口内で大破の遊覧ヘリ事故で乗員と機体引き上げが難航し火口見学中止も4か月あまりで観光への影響
今年2026年1月に熊本県・阿蘇中岳火口内で大破した遊覧ヘリの事故で、乗っていた3人と機体の引き上げが難航しています。
この事故で、火口見学の中止が4か月あまりに及ぶ中、観光への影響を取材しました。
■阿蘇山上ターミナルでは…
阿蘇駅から観光客を運んでくる、中岳第一火口のバスターミナル。
■飯田嘉太アナウンサー
「火口行きのバスは、ヘリ墜落事故のため、4か月半が経った今も、終日運休となっています」
■産交バス・阿蘇山上ターミナル 竹原亜紀所長「4割ぐらい、お客様は減っているかなと」
きっかけは、1月20日に起きた遊覧ヘリの事故。
台湾からの観光客2人とパイロットが乗った機体が、火口の中で大破した状態で見つかりました。
二次災害のおそれから救助が打ち切られ、今もそのまま取り残されています。
阿蘇市は、引き上げが完了するまで、火口見学を中止する方針です。
■竹原所長「『いつ(火口まで)行けるの?』って話もよく質問されるんですが、それもお答えが今、できていない状態なので、本当に申し訳ない。『次、来てくださいね』って言っているんですけど、その次が…ですね、いつかとお伝えできない状態なので、本当に申し訳なく思っております」
さらに打撃を受けているのが、遊覧ヘリを運営する別の会社です。
■影響を受ける別の遊覧ヘリ会社「アリラ熊本支社」
多い時は1か月で400組、1日30回以上フライトしていましたが、事故の後、火口付近の遊覧を中止しています。
■アリラ熊本支社 取締役CSO・宜野座パウロさん
「予約確定数と確定率が90%下がっていて、売り上げも9割近く落としています」
■4月20日 防災協議会では…
墜落したヘリの運航会社と阿蘇市などで構成する防災協議会との間で、引き上げ方法の協議が難航しています。
火口見学が再開しないと、遊覧飛行もできない状態です。
Qこの後どんな進展を望んでいますか?
■宜野座さん
「一刻も早い、ヘリの回収を望んでるんですけど、正直どうなるかわかんないんですね。時間の問題だと感じてます。うちの会社もどこまで耐えられるかどうか」
このままでは、撤退を考える必要も出てくると話します。
火口見学はいつ再開できるのか、観光への影響が広がっています。
