19日、U-17日本代表はAFC U17アジア杯サウジアラビア2026の準決勝・U-17ウズベキスタン代表戦へ臨む。

 小野信義監督はウズベキスタンについて昨年の親善試合で対戦して1勝1敗だった結果と内容も踏まえ、「ものすごくタフなゲームになると思っている」とコメント。同時に「相手が強い中で思い切って自分たちの力をバーンと出していけるか」を大きなテーマとして掲げた。

 その準決勝前日の18日は、日没前の17時からのトレーニングを実施。大会が開催されているジェッダはこの日、日中の気温は46℃を記録。練習開始時点でも42℃と、チームスタッフも「今までで一番暑い」と話す環境となった。

 強烈な陽射しが照り付ける中でのトレーニングとなったため、短時間での集中したトレーニングに。スタッフは18時キックオフとなる準決勝でウォーミングアップを行う時間帯である点も想定して準備しつつ、選手たちは戦術的な確認を含めて汗を流した。

 タフな攻防が想定される中で、やはり日本のキーになるのは中盤。舵取り役を担うMF和田武士(浦和)は「ウズベキスタンが良い相手で今まで以上に難しいとは思うんですけど、良い相手とできるのが楽しみという感覚でいます」と意気込む。

 ここまで大会を戦いながらチームとして成長できているという手応えもあり、「もともと質の高い選手が集まってますし、みんないいものを持ってたのがだんだんつながってきてる感覚があります」と言う。

 個人としてもU-17インドネシア代表との第3戦ではキャプテンマークを巻いて奮闘し、ゴール前に詰めていくプレーで1得点も記録するなど存在感を示している。

「あの試合はキャプテンだったのもあっていつも以上に何かを残さなきゃという責任感もあって普段に比べて運動量も出ていたと思います。攻撃にも守備にも顔を出し続ける選手になりたいので、そこは良かったと思います」

 ただ、個人としては「あくまで感覚的なものなんですけど、自分の一番いいときのプレーはまだ戻っていない感じがあるんです」と納得しているわけではない。だからこそ、残り2試合、「もっといろんなところで自分の良さを出したい」と言う。

 所属する浦和レッズのトップチームは田中達也暫定監督を迎えてから快進撃を続けており、その戦いぶりには「刺激を受けています」とも言う。

「前から『トップで試合に絡みたいな』という気持ちはあったんですけど、達也さんがいろんなメンバーを試しているのを見ていて、もっと現実感が出て来たというか、『そこに入っていきたい』と思えるようになっています。だからこそ、ここでしっかり結果を残して、良い状態で帰れたらと思っています」

 まずは準決勝、ウズベキスタン戦。19日18時(日本時間24時)から始まるこの試合で、“和田武士”の力をしっかり証明していくのみだ。


(取材・文 川端暁彦)