神田伯山、異例の携帯電源オフ作戦!会場側が徹底、入場時画面タッチで確認→苦情&騒音ゼロ、伯山「ありがたい公演」
講談師の神田伯山の独演会が10日、神戸市の神戸朝日ホールで行われた。伯山の独演会といえば、度々携帯問題が取り沙汰されてきた。だが初公演今回の会場では、入場時に「ご入場前に、携帯電話の電源をお切り下さい」という伯山の独演会のためだけのチラシを作成配付すると同時に、電源を切った画面を入場時に一人ひとりに確認する異例の対応が講じられた。
【写真】会場で配付された異例の電源オフチラシ「演者が語る“声”を」
伯山の公演は、これまで客席の携帯音で鳴り響いたことがある。昨年7月の大阪・岸和田市での独演会では怪談の最中に携帯電話の音が1分近く鳴り響き、伯山が登場人物のセリフで「うるせぇんだよっ!」と発したことも。また携帯音が鳴るたびに、自身のX等で「携帯の切り方分からない人は、迷惑なので持ってこない選択をして下さい。それか来ないで下さい」「公演中に携帯鳴るのは、話を壊すという意味で飲酒運転くらいの罪」などと訴えてきた。
今回、神戸朝日ホールは、独自に「電源OFF」のチラシを作ったのは、やはりこれまで何度も公演を携帯音により壊され、伯山自身も苦言を呈してきたため。一人ひとりの携帯の電源オフを画面をタッチして確認し、切り方がわからない人には手伝うなど、「絶対に鳴らさせない」という気概が見えた。キャパ505人の会場のチケットは即完。楽しみにしていた人が多いだけに「お客さまは進んで切って下さり、苦情は1件もございませんでした」という。
通常、伯山の独演会だけでなく、芝居や落語など全ての劇場では、あらかじめ「電源オフ」を呼びかけている。だがそれでも講談の最も盛り上がるところで携帯の音が鳴り響き、演者と真剣に聞き入る客の緊張の糸が切れてしまう。そのため今回は「マナーモード」ではなく「電源オフ」と、より強い態度で会場側も挑んだ。チラシには「演者が語る“声”を、どうぞ最後まで心ゆくまでお楽しみください」と書かれていた。
「このような試みはやはり伯山さんだからというのもはあります。他の出演者のときにやったことはなく、初めてです」といい、そのため開場時間は通常は30分前だが、携帯電源オフ検査もあり、45分前からの開場となった。この“電源オフシフト”は伯山のみで、ここまでの対応をしたこと一度も携帯が鳴ることなかった公演に、伯山も通常より長めに語り、終演後に「満員御礼で携帯も鳴らず、ありがたい公演でした。色々な場所で講談が出来る喜びを、常に感じています。お客様とスタッフさんに感謝申し上げます」とポストしていた。
(よろず~ニュース編集部)
