e:HEV SPADA PREMIUM LINE BLACK EDITION(FF)内装

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ステップワゴン、販売店が語る人気グレードとその理由

 2025年度(2025年4月から2026年3月)の日本自動車販売協会連合会の発表する乗用車ブランド通称名別順位(軽自動車除く)において、ホンダ「ステップワゴン」が販売台数5万6610台を記録しました。

 ホンダ車では、「フリード」「ヴェゼル」に次ぐ数字となり、同社の売上を牽引していることがうかがえます。そんな人気モデルであるステップワゴンですが、現在販売店にはどのような声が届いているのでしょうか。

【画像】カクカクデザインがイイ感じ! これが「ステップワゴン」です!(64枚)

 ステップワゴンは1996年に初代が誕生した、ホンダを代表するミニバンです。広い室内空間と使い勝手の良さを武器に、ファミリー層を中心に長年にわたって支持されてきました。

 現行モデルは2022年5月に登場した6代目となるモデルです。

 ボディサイズは全長4800-4830mm×全幅1750mm×全高1840-1855mmで、ホイールベースは2890mm。エクステリアは、シンプルでクリーンなデザインの「ステップワゴン AIR」と、ワイドで重厚感のあるフロントグリルを持つ「ステップワゴンSPADA」の2タイプを展開しています。

 インテリアはエアーが温かみのある明るい配色、スパーダはダークトーンで上質感を演出するなど、それぞれ異なる世界観を持ちます。

 パワートレインは、ホンダ独自の2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」搭載モデルと、1.5リッター直噴VTECターボエンジン搭載のガソリンモデルの2本立てです。

 e:HEVモデルのWLTCモード燃費は最大19.8km/L、ガソリンモデルでも最大13.2km/Lを達成しています。全タイプに「Honda SENSING」を標準装備し、渋滞追従機能付きのアダプティブクルーズコントロールなど充実した安全機能を備えます。

 2025年5月には新グレード「AIR EX」「SPADA PREMIUM LINE BLACK EDITION」が追加されました。AIR EXは既存のAIRにパワーテールゲートや2列目オットマン、シートヒーターなど快適装備を加えた仕様です。

 SPADA PREMIUM LINE BLACK EDITIONはブラッククロームメッキ加飾や専用17インチアルミホイールを採用し、精悍な仕上がりとなっています。

 さらに、2025年12月には誕生から30周年を記念した特別仕様車がAIRとSPADAにそれぞれ追加されました。快適装備や安全性能を強化し、ミニバンとしての性能を高めながら、初代ロゴをモチーフしたエンブレムを採用するなど、歴史を感じることのできるモデルとなっています。

 そんな多彩なラインナップを誇るステップワゴンですが、実際の販売現場ではどのグレードが選ばれているのでしょうか。関東圏のホンダ販売店スタッフは以下のように話します。

「当店では、e:HEVのSPADA PREMIUM LINE BLACK EDITIONが一番売れています。e:HEVの圧倒的な静粛性とパワーはもちろんのこと『スエード調のインテリアは高級感があっていい』といった最上級グレードならではの声をいただいております。

 ほかにもこのモデルにのみに標準装備されているマルチビューカメラシステムは、主婦層からの支持が高く『白線に対して車がまっすぐ入っているかわかりやすいので、駐車の時に便利』と好評です」

 また、関西圏のホンダ販売店スタッフは、売れ筋グレードについて以下のように話します。

「当店では、SPADAはもちろんのこと、AIR EXが人気です。SPADAのインテリアは黒を基調としたものとなっていますが、AIR EXでは明るいグレーやベージュのインテリアということもあって『自宅のソファに座っているようで落ち着く』といった声をお客様からいただいています」

 価格は、ガソリンモデルのAIR(FF・7名)が334万8400円から、最上級グレードとなるe:HEV SPADA PREMIUM LINE BLACK EDITIONが440万6600円です。

 さまざまな使い方やライフスタイルに応じたグレード選びができることが、ステップワゴンの強みといえるでしょう。2025年の新グレード追加によってさらに選択肢が広がり、購入を検討する層の裾野も広がっているようです。