ただ、26人選んでも悩みは尽きない。高さ対策で190センチの安藤智哉(ザンクトパウリ)を入れたほうがいいのではないか。上田と違うタイプの小川がいたほうが安心ではないか。CFとシャドーもできる町野は選ばなくていいのか、アジアカップ敗退の教訓から長友佑都(FC東京)は必須ではないのか、など。

 数か月前は長友が必要だと考えていた。しかし、3月14日の水戸ホーリーホック戦での肉離れが致命傷に映る。4月25日の水戸戦でもメンバー外だったのが選外の決定的理由。それでも、すでに選んだ26人の誰かを外して長友を入れるなら“不確定要素”の板倉を外すか。

 長友も遠藤もいなくて選手間の雰囲気は大丈夫かとの見方もあるが、その点に関しては心配ないだろう。なぜなら、2人が不在だった3月の英国遠征も堂安を中心にチームはまとまっていたからだ。正直、どちらかは選ばれる公算が大きい。ただ、優勝を狙うなら”不確定要素”はできるだけ減らすべきだ。決勝まで8試合を考えれば、なおさらだろう。

 昨年12月に左膝前十字靭帯を断裂した南野拓実はおそらく厳しいが、冨安、板倉、遠藤、長友は現時点で正直、未知数。彼ら“不確定要素”が選手選考を左右する最大の論点と言えるかもしれない。特に、谷口の控えは冨安でいいのかは個人的に気になる。谷口以外に3バックの中央で計算できる戦力が欲しいのも事実だ。

 ちなみに、冨安の起用法に言及するなら逃げ切りの場合のピンポイント起用。CBのみならず、ボランチ、ウイングバックに抜擢される可能性がある。

文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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