(『風、薫る』/(c)NHK)

写真拡大 (全2枚)

放送中の連続テレビ小説『風、薫る』(主演・見上愛、上坂樹里)。明治期に看護師という職業の確立に貢献した大関和さんと鈴木雅さんをモチーフにしたバディドラマです。見上さん演じる一ノ瀬りんと、上坂さん演じる大家直美の2人が、患者や医師との向き合い方に悩み、ぶつかり合いながら成長し、やがては“最強のバディ”になっていく物語。

【写真】『風、薫る』相関図

改めて、『風、薫る』に登場するキャストを紹介します。

りんの夫、奥田亀吉を演じるのが、俳優の三浦貴大さんです。りんが住む村の隣町で明治時代になって運送業をはじめ、一代で財を成しました。しかし、老舗の店主たちからは冷ややかな目で見られて――。

三浦さんは、1985年生まれ、東京都出身。主な出演作品に映画『やがて海になる』『恒星の向こう側』ドラマ『相続探偵』など。昨年は、映画『国宝』に出演。歌舞伎の興行を手掛ける三友の社員・竹野を演じました。連続テレビ小説は『エール』、大河ドラマは『花燃ゆ』『いだてん〜東京オリムピック噺〜』に出演しています。

三浦さんのコメントをご紹介します。

プレッシャーも

●三浦さんコメント

亀吉役で参加させていただくことになり、大変うれしく思います。物語の序盤からりんを取り巻く一人として重要な役ですのでプレッシャーも感じています。

それと同時に、亀吉という人物の内面を、脚本にない部分まで作り演じていくことは楽しみでもあります。現代から見れば、時代設定的に価値観がかなり違うので苦労するとは思いますが、視聴者の皆様に楽しんでいただけるように、全力で演じていきます。


(『風、薫る』/(c)NHK)

ーーーーーーー

連続テレビ小説114作目となる『風、薫る』の原案は、田中ひかるさんの『明治のナイチンゲール 大関和物語』。脚本は吉澤智子さんが担当。主題歌は、Mrs. GREEN APPLEの『風と町』。占い師の真風(まじ)役の研ナオコさんが、語りも務める。

りんの父・信右衛門を北村一輝さん、りんの母・美津を水野美紀さん、りんの妹・安を早坂美海さん。直美を見守ってきた牧師・吉江善作を原田泰造さん。“鹿鳴館の華”と呼ばれた貴婦人、大山捨松を多部未華子さんが演じる。

原案は…

ドラマの原案となるのは、田中ひかるさんの『明治のナイチンゲール 大関和物語』(中央公論新社刊)。

同書によれば、女性は専業主婦が当たり前だった明治時代当時、病人の世話をする看護師という仕事はそもそも職業として扱われておらず、命を引き換えにお金を得る、嫌厭される対象とみなされていた、という。

そんな中、ヒロインのモデルとなる大関和は、シングルマザーとして東京に上京し、専門的な知識を身に付けた看護婦(看護師)になることを決意。コレラや赤痢などの伝染病で命を落とす人が後を絶たない当時、看護婦養成所の1期生として入学し、卒業後は帝国大学医科大学第一医院でトレインドナースになる。

一方、看護婦養成所で、大関和と同じ1期生でシングルマザーだった鈴木雅。日本で初めてとなる個人経営の派出看護婦会を設立すると、看護師が病院や病院人のいる家庭へ訪問する体制を整えた。

そこに大関和も加わり、日清戦争後にかけてその規模は拡大。2人は防疫活動でも大きな成果を残し、<看護師>という職業の確立に大きく貢献したとされる。