【W杯欧州PO】イタリア、3大会連続で出場権逃す…ボスニアHと死闘PK戦で涙 退場で10人粘り実らず
◇W杯欧州プレーオフA組決勝 イタリア 1―1(1―4) ボスニア・ヘルツェゴビナ(2026年3月31日 ボスニア・ヘルツェゴビナ ゼニツァ)
イタリアが3大会連続でW杯出場を逃した。敵地で行われた欧州プレーオフ(PO)のA組決勝でボスニア・ヘルツェゴビナと対戦。延長1―1で突入したPK戦に1―4で敗れた。
前半15分にFWケーンが先制点を挙げたが、前半41分にDFバストーニが危険なタックルで一発退場。その後は数的不利な状況で懸命に守ったが、後半34分に追いつかれて延長に持ち込まれると、そのまま1―1でPK戦に突入。後蹴りで3人中2人が失敗し、4人全員が成功した相手に突き放された。
過去2大会、POで敗退していた優勝4度の伝統国は今予選も苦戦。昨年6月の初戦でノルウェーに0―3で敗れ、2試合多く消化していた相手にいきなり勝ち点9差をつけられる苦しい展開でスパレッティ監督が早々に解任に追い込まれた。
後任となったガットゥーゾ監督にとっても大きな重圧がかかる状況だったが、2006年W杯ドイツ大会で“アズーリ”の一員として優勝に貢献し、闘争心あふれるプレースタイルで知られた熱血指揮官は原点回帰。イレブンに献身性とハードワークを求め、堅守をベースに縦に速い効率的なスタイルでチームを建て直した。「7カ月前は簡単にゴール前に迫られて苦しんだが、改善された。輝きと美しさを多少失っても、より堅実なチームであることを望んでいる」とガットゥーゾ監督。大一番を控え「サッカーはこんな瞬間、こんな夜のためにするもの。こんな状況で胸の高鳴りを感じないなら、引退するべき。緊張を感じることこそ最高」と訴えていたが、予想外の退場劇が響いて3大会連続のPO敗退となった。カルチョ復活へ、またもいばらの道が待ち受ける。
