恵さんは、「ゲームもいいけど外で元気に遊んでほしい」という思いが強く、複雑な心境だと胸の内を話していました。

◆「静かな暮らし」と「子どもの居場所」

 一方で、恵さん自身も「注意してきた男性を一方的に責めることはできないのかもしれない。でも、公園があるのを知っていて近隣に住んでいるのに……?」と、葛藤があったようです。

「住宅地に囲まれた公園である以上、近隣への配慮が求められるのも事実です。コロナ以降、リモートワークが増えたこともあり、より一層配慮が必要になったのかもしれません。公園があると分かって住んでいる人がいる一方で、子どもが遊ぶ声によって苦情が生まれ、生活が変わってしまう。私自身、子どものころは元気に外で遊んでいたからこそ、“公園で静かに遊ぶ”のは難しいと思うんです。だからこそ、余計に正解が分からなくなりました」

 子どもの声は「騒音」なのか、それとも「日常の一部」なのか。「外で思いきり遊んでほしい」――その親の願いが、こんなにも難しくなった時代に、私たちは生きています。

<取材・文/鈴木風香>

【鈴木風香】
フリーライター・記者。ファッション・美容の専門学校を卒業後、アパレル企業にて勤務。息子2人の出産を経てライターとして活動を開始。ママ目線での情報をお届け。Instagram:@yuyz.mama