「同じクラスにいたら絶対嫌」…ネットをざわつかせる“冬ドラマ2大嫌われ女子”の意外な“素顔”

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ネットでプチ炎上!?

終盤に入ってきた冬ドラマ。こう言ってはなんだが、日曜劇場『リブート』(TBS系)以外はどれも可もなく不可もなくという評価。このまま特に盛り上がりを見せず終わっていくものとみられていた。

……ところが、ここへきて意外な方向から火の手が上がり始めている。火元は、竹内涼真主演の『再会〜Silent Truth〜』(テレビ朝日系)と、杉咲花主演の『冬のなんかさ、春のなんかね』(日本テレビ系)。何でもこの2作品に登場する2人の女性が「こんな女が同じクラスにいたら絶対嫌!!」とネットでプチ炎上しているのだ。

一体何がそこまで、悪い意味で女性たちの関心を惹きつけたのか。ドラマ事情に詳しいインタビューライターは次のように説明してくれた。

「炎上しているのは井上真央さん(39)が演じる『再会』の万季子と、杉咲花さん(28)が演じている『冬のなんかさ〜』の文菜。ネットで“万季子”と打つと検索候補ワードに“嫌い”、“文菜”と打つと“浮気”と出てくるほど、女性たちの心を波立たせています。その理由はどちらも“あざとさ”。魔性テクニックで、周囲の男性たちをすべて虜にしていくからです」

ここで簡単に、それぞれの物語を説明しておこう。『再会』は、男子3:女子1という4人の小学時代の同級生が、ある事件をきっかけにバラバラになってしまう。しかしその23年後、地元で殺人事件が起こったのを機に再会。事件の解明とともにそれぞれの秘密が暴かれていく、というもの。人間模様についてあっさりネタバラシしてしまうと、男子3人は子どものときからみんな万季子が好き、というのが裏事情だ。

一方の『冬のなんかさ〜』は、27歳の文菜を主人公とした、完全なる恋愛ドラマ。ところがこの文菜の恋愛スタイルが、とにかく奔放なのだ。コインランドリーで出会った男性について家まで行ったり、彼氏がいるのに他の男性と会い続けたり、自分のことを好きな相手に「付き合えないけど寝たいならいいよ」と言ったり……。この軽さが武器なのかモテまくっていて、描かれるのも毎回違う男性とのエピソードなのである。

多くの恋愛記事を手がけているライターは、それぞれの“波立て”ポイントを次のように説明する。

「万季子は典型的な魔性。子どもをダシに竹内涼真演じる幼馴染み・淳一に接近したり、弱っているときに電話をかけ『来て、すぐ来て』と言ってみたり。はたまた自分に片思いしている別の幼馴染みにも無邪気にボディタッチするなど、思わせぶりな行動をとりまくる。あまりにレベルが高いので、同性は歯が立たない。よってもっとも嫌われるタイプですね。

一方の文菜は、“サバサバあざとい”というタイプ。相手に執着がないように振る舞っているものの、両手で頬杖をついて話を聞いたり、ジィーッと真っすぐ目を見たり、実はモテテクを使いまくっているんです。あの耳をピョコンと出した個性的なボブスタイルも、ボーイッシュな服装も、タバコを吸ってみせるのも、全部そう。男性は気づかないので、『重たくなさそう』と惹かれる。そうしてサラリと美味しいところをさらっていくので、同性はこのタイプの女性には敏感なんです」

「神対応」&「真のサバサバ女子」

ということで、2大“嫌われ女子”として思わぬ注目を集めている井上と杉咲。それも、2人の演技力が高いがゆえのことだろう。しかしもちろん、素顔はまったく違う。

「井上さんはライターたちの間で、『神対応』と有名です。まわりにすごく気を使っていて、スタッフへの態度もめちゃくちゃ丁寧。あるライターは、質問の過程で自分の失敗談を話したところ、わざわざ後で『元気出してくださいね』と声をかけてくれたそう。何を考えているかわからない万季子とはまったく違いますね!」(女性誌の芸能担当編集者)

「杉咲さんは、サバサバという点では文菜と同じかもしれませんが、真のサバサバだと思います(笑)。どんな質問にも飄々と、でも本音で答えてくれている印象。個人的には『休みとかいらない。仕事が大好きなので毎日仕事していたい』と話していたのが印象的で。あまりストレスをためない、さっぱりした人なのかなと思いましたね」(インタビューライター)

同志社女子大メディア創造学科教授の影山貴彦氏はドラマでの2人について次のように分析する。

「僕は個人的に引っかかるところはないんですが、長年女子大で教員をしていると嗅覚的に、こういう女性は嫌われるだろうな、と感じる部分はあります。

しかし、『再会』の万季子は第8話で過去に過酷な体験をしていたことが明らかになりました。周囲の男性たちから大事にされて、表層的には恵まれているように見えたけど、実は……というコントラストは、エンターテインメントでは王道の描き方です。もちろん、ちゃんと観ている人は理解していますが、表層的に切り取られがちな部分ではありますよね」

『冬のなんかさ〜』の文菜も同様だという。

「これもよくよく毎回観ていれば、文菜は男を手玉に取って遊んでいるわけではなく、1つ1つの恋愛に真剣に向き合っています。だけどその1つ1つが満たされない。幸せかっていうとけっしてそうではなくて、どこか心の隙間というか、空洞を埋められずにいます。それは彼女の作家という仕事にもつながるのでしょうけど、この描き方も1つのコントラストだと思います。

僕もドラマ制作をかじったことのある人間ですが、女優さんって何個も顔を持っていて、すごいなっていつも驚かされます。俳優さんが役と同一視されてしまうのはよくあることですが、作品をしっかり鑑賞すればわかっていただけますし、僕は2人を擁護したいと思っています」

物語も終盤。ドラマが終わる頃、果たして2人への同性からの評価は、どのように変化しているのだろうか。