「羽生結弦と仙台市展 復興とその先の未来へ」を訪れ、心を尽くした展示に感銘を受けつつ自分がメンテナンス期間に突入していた件。
まさかのコチラがメンテナンス期間!
すっかりタイミングが遅れてしまいましたが、先週末は羽生結弦氏出演の「notte stellata 2026」参加のため宮城県に行っておりました。本来であれば連日意気揚々と感想やら観光レポートやら発信するはずが、パタッと動きが途絶えておりご心配をお掛けしました。「静かで結構」という声もあるかもしれませんが、気にしてくださっていた方にご報告しますと、体調不良で寝込んでおりました。
7日の公演初日を終えたあと宿にインしたあたりから雲行きは怪しくなったのですが、どうも遠征以前から立て込んでいた連日の疲労と、遠征自体による疲労と、交通費倹約による長時間の寒空での待ち時間などあったなかで、動画編集やら感想文執筆やら始めたことでの寝不足、そしてトドメのように襲い掛かる宿の猛烈なタバコ臭による完全不眠、そこから寝ずの観光強硬で、すっかり体調を崩してしまったようなのです。
そんな有様で帰京後は寝込んでおりましたが、ようやく落ち着いてまいりましたので、繰り延べていた観光部分の記録などしていこうと思います。この遠征でもうひとつ大きな目標として思っておりました、仙台市主催によるイベント「羽生結弦と仙台市展 復興とその先の未来へ」、こちらを拝見してまいりましたので、本日はそのまとめです。
↓動画でもまとめておりまして以降の記事と大体同じなのでお好みでご覧ください!
会場は日本のフィギュアスケート発祥の地・五色沼にほど近い、国際センター駅にある青葉の風テラスというイベントスペースです。かねてより、こうした羽生氏関連の動きに合わせてさまざまな企画が実施されてきた場所ですので、界隈にもすっかりおなじみとなっております。僕も何度目かの訪問になりますが、まずはこたびの訪問にあたり当地にあるフィギュアスケートモニュメント様を詣でまして、ご挨拶からスタートします。
↓こんにちは!今日はよろしくお願いします!

展示は1階インフォメーションコーナーにあるフリー入場スペースと、事前予約制による2階イベントスペースでの展示とで構成されており、さらに屋外の駐車場にて物販ブースが展開されていました。notte合わせでたくさんの来訪者があったことを鑑みてか、事前予約制の展示スペースについて当日入場受付も実施するなど柔軟な運営姿勢となっており、駅内には当日入場を目指す人たちの長い列などもできていました。さすがの人気ぶりです。
まずは1階の展示から拝見していきます。こちらは写真の比重は少なめで、衣装・靴、関連工芸品、「ただいま仙台」動画、パレードの際の装飾品など羽生氏と仙台市ほか各地域で紡いできた絆がさまざまな形で展示されていました。大半の展示が撮影可ということで、フリー入場とは言っても大変充実の内容です。
↓入場口には羽生氏からのメッセージボードの展示が!

何と言っても目を引くのは「悲愴」の衣装展示。衣装そのものもとても美しいのですが、今回はこの展示にあたって株式会社ハナサクさんがフラワーアートで衣装展示をさらに美しいものへと仕立ててくれておりました。まるで打ち寄せる波のしぶきのような青と白の花、そこに立つ悲愴。海に寄らずとも「この日」の意味を改めて噛み締めるような展示となっております。こちらは駅内を行き交う人からもよく見える、むしろ通行するときに一番よく見えるようにインフォメーションコーナー端に外向きに据えられており、きっとたくさんの人の心に届くことでしょう。普通なら大事なものは何となく一番奥に置いてしまうものですが、展示を作る側の人たちも思いを致す深さが見事だな、と思いますよね。
↓行き交う人を悲愴様が見守る!

↓足元のフラワーアートと一体で完成という展示でした!

悲愴様の横にはスケート靴の展示が。こちらも通行する人からよく見えるように据えてあります。普段は八戸のリンクで展示されているものが、この展示のために特別に貸し出されたという絆を感じる品です。2011年4月17日の日付が手書きで記された靴には、往時の初々しい羽生青年によるメッセージが残されています。「ありがとウサギ(笑)」をじっくり見ることができて大満足です。素敵な絆がポポポポ〜ン!
↓内側のメッセージが見やすいように展示されていました!

↓2011年の羽生青年が頑張りつづけたことでこの未来がある!

そのほか1階では東北工芸製作所さんと仙台平さんによる各種の工芸品が展示されていたほか、2018年の2連覇パレードで車両装飾に用いられたプレートの展示などが行なわれていました。スガシカオさんからのお花も飾られており、そこまで広いスペースということではありませんが選りすぐられた展示物によって、来場者も満足気な様子です。
↓仙台市との絆で生まれた工芸品の数々!



↓来場者限定で名刺入れのオンライン販売も!これは新社会人への贈り物にピッタリ!

↓スガシカオさんからお花をいただきました!

さて、つづいては2階の展示スペースへ。こちらがメイン会場という佇まいで入口にはこのイベントのロゴの掲出や、大型の壁面装飾なども施されています。能登直さん撮影による各種大会やこれまでの軌跡を辿る写真展示が中心となりますが、こちらにも目を引くお衣装様の展示が。何と、国民栄誉賞受賞の際と、2022年紅白歌合戦でのゲスト審査員の際に着用した羽織袴がそれぞれ展示されているとのこと。人の流れに乗って、写真展示で時の流れを追いながら、美しい羽織袴に存在を感じる…大変ありがたい機会でした。
↓限定スペースに入場します!

↓大型の壁面装飾がお出迎え&お見送り!

↓天井には瑞鳳殿さんから寄せられた七夕吹き流し!

↓そしてこちらが国民栄誉賞の仙臺平様!

そんななか大トリとして待ち構える紅白歌合戦着用の羽織袴にはひときわ大きな人だかりができています。どうやらたまたまこのタイミングで、展示品の着付けをされている有限会社福壽さんの方が居合わせたようで、即席の講演会のような舞台裏トークなどをされていました。今回の展示では紅白歌合戦着用の羽織袴の裏地…額裏を見せてくれていたのですが、その展示にあたっては裏地が品よく見えるように、羽織を広げ過ぎず、さりとて裏地が隠れないよう、大変工夫をされての展示なのだとか。
よく見れば羽織の裾あたりからより合わせた金の糸が伸びており、ほんのりと羽織をはだけるように引っ張るようにして展示されております。これによって裏地に描かれたSEIMEI調の紋様や、そのなかに飛ぶ「勝ち虫」としてのトンボなどが来場者からもハッキリ見られるようになっておりました。さらに展示ケースの背景部分にはおめでたい紙吹雪のように金の飾りが施されており、何だか年の瀬のお祭り気分が甦るようです。
↓こちらが紅白歌合戦様の展示!

↓注目は羽織の裏地とのこと!

↓ほんのりと前をはだけるように据えられた羽織!

↓額裏には「勝ち虫」の蜻蛉が飛んでいます!

この展示会を実り多いものにしようと、羽生氏本人をはじめ、各所のご協力による品物の収集と、それをただ置くだけではなく魅せる展示に仕上げようとする情熱、そういったものをたくさん感じられるイベントでした。各時間帯ごとの入れ替えのタイミングでは、運営スタッフさんから「羽織袴の展示を先にご覧になるのがおすすめです」みたいな有益アドバイスもされており、しっかり・たっぷり・楽しく見てもらおうという心遣いがとても印象的でした。
ひとしきり展示を堪能したあとは、屋外の物販ブースにてコレクションしているクリアファイルなど記念に買い求めまして、充実の観光となりました。遠征前の想定としては、ほかにもあれこれ巡るプランなどもあったのですが、このタイミングでしか見られないミッションだけでも達成できたのはとてもよかったなと思います。11日は「news every.」生中継での鎮魂の舞披露などもありますので、15年目の当日にまた希望と再生への祈りを強くできればいいなと思います。毎年、思いを新たにできること、楽しみながらそれができること、忘れないように努めずともずっとつづいていられること、そんな時間をこれからも大切にしたい…などと思いつつこの日を過ごそうと思います!
↓素敵な展示会をありがとうございました!

それぞれが「自分の震災」を思いつづけることが、明日の希望につながるはず!
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