これでは指導者はムリ!? 元WBC戦士「福留孝介」氏のYouTube発言に賛否 エラーをしても「僕のせいじゃない」…先輩・井端監督との「不仲」証言も
侍ジャパンはWBC一次ラウンドでここまでの3試合を全勝。C組トップで準々決勝進出を決めた。決勝ラウンドに向けて盛り上がりは増す一方だが、そんな中、別の話題で注目されているのが、第一回WBC優勝の立て役者・福留孝介氏(48)。出演したあるYouTube番組での発言と振る舞いに、古巣・中日ファンからは「福留らしい」との声が上がる一方、「コーチにも監督にもなってほしくない」などと賛否双方の声が集まっている。
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批判コメントが殺到
WBCが開幕して侍ジャパンの戦いぶりが注目される中、かつて日本を世界一に導いた球界OBの福留氏の発言に、コメントが殺到する事態になっている。

波紋を呼んだのは、YouTubeチャンネル「ピカイチ名古屋チャンネル」。同番組は、福留氏と、同じく中日OBの山崎武司氏との対談を年明けから12回に分けて配信しているが、中でも話題になったのは、2月5日に配信された第10回の中での発言だった。
打たせた方が悪い
中日での現役時代、福留氏が三塁を守った際に打球をトンネル。ベンチに戻った時、投手の武田一浩氏にグラブを叩きつけて激高されたことがあったという。その時の心境を聞かれて、「内心はちゃんと思っているんですよ。『打たせたお前が悪いだろ』と。僕のところに打たせなかったらそんなことにならない」と語った。
続けて話題は、新人だった1999年の出来事に移る。広島市民球場で左翼を初めて守った際、9回、後方に飛んだ打球を落球してサヨナラ負けを喫した。当時の仁村薫外野守備走塁コーチに「孝介、守らせた俺らが悪い。けど、ピッチャーの(落合)英二に謝ってくれ」と言われ、「『え! なんでですか?』って。悪いんでしょ? 守らせた方が。やったことないところで守らせるほうが無理ですから」と持論を展開。「英二さんのところに『すみませんでしたぁ、お疲れさまでした』って(言って)帰りました」と話すと、スタジオで笑いが起きた。
そして、エラーをした際の考え方について、「僕は自分のせいにしたことがない」「僕が悪くても僕のせいじゃない。僕は常にそう思っています」と述べたのだった。
批判の書き込みが殺到
この回のタイトルは「“鋼のド心臓”福留孝介」。彼のメンタルの強さを強調するために面白おかしく話を展開させており、実際、笑いを誘っているのだが、動画のコメント欄にはむしろ逆の反応が。「ぶっちゃけ20代前半ぐらいの子が言ってたらこんな時期もあったな〜とかって思うけど50手前になってもこんな感じなのはもうどうしようもないから触れないほうがいいね」、「福留はエリートすぎて若い時から何も言われないお坊ちゃんなんだろな。頼むからドラゴンズの指導者にはならないでくれ」など批判の書き込みが殺到したのである。
このチャンネルは、ドラゴンズファンの聖地と言われる中華料理店の店主が始めたもの。出演する選手も中日OBばかりで、MCも元中京テレビのアナウンサーが務めている。当然、視聴者も中日ファンが中心だから、レジェンドOBにこのような辛辣なコメントが集まるのは珍しい。
さらには、他の回でも、岡林勇希外野手や石川昂弥内野手について、斜に構えた姿勢で論評。これにも「態度悪いな。こんなやつとは思わなかった」「これでは指導者の仕事来ないな」など、否定的なコメントが出ているのだ。
自分の世界を持っている
中日の番記者が語る。
「あの動画を見ると福留の態度はふてぶてしく感じますよね。でも、発言に驚きはないかな。昔から変わっていないなと。メンタルが強いことは間違いありません。中日の時は選手に恐れられていた星野仙一監督の前でも堂々としていましたし、先輩にも迎合しない」
侍ジャパンの井端弘和監督は中日時代の2年先輩であるが、
「不仲で有名でした。井端監督に食事に誘われた若手が福留にも誘われ、『どっちに行けばいいんですかね』と悩んでいる姿を何度も見てきました。裏を返せば、精神的なたくましさがあったからこそ大舞台で活躍できた。周りにどう思われるか気にしないし、自分の世界を持っている。好き嫌いが分かれるタイプですね」
扱いやすいタイプではない
福留氏が天才打者だったことに異論はないだろう。現役時代に中日、阪神のほかメジャーでプレーし、通算2450安打をマーク。02年に打率.343で首位打者を獲得して松井秀喜氏の三冠王を阻止するなど、ミート能力と長打力を兼ね備えた強打者として活躍した。
国際舞台でもWBCに2度出場。06年の第1回大会は打撃の状態が上がらなかったが、スタメンから外れた準決勝・韓国戦で7回1死二塁の好機に代打で出場すると、先制2ランを右翼席に叩き込み、この一打が決勝打になった。実況が「生き返れ福留!」と絶叫した直後の本塁打は、侍ジャパンの名場面として人々の記憶に刻まれている。決勝のキューバ戦でも9回に代打で2点左前適時打を放ち、初代王者の立て役者に。09年の第2回も出場して大会連覇に貢献している。
契約更改での発言が話題になったことも。06年に打率.351、31本塁打、104打点で2度目の首位打者に輝き、リーグ優勝に導きMVPを受賞したオフの契約更改で、年俸2億5500万円から大幅アップの年俸4億円を希望したが球団の提示額は届かなかったため保留。記者会見の席で「言葉で『良い評価』と言って頂いても、僕らは数字に出ないことには言葉だけでは寂しいし、自分から簡単に降りる気はない」と発言した。
「『福留は金にがめつい』という声がありましたが、彼はプロとして対価に見合った金額を受け取るべきという思いが強かったのだと思います。当時は福留に限らず、契約交渉で球団とバチバチやる選手が多かったですしね。11年に東日本大震災が発生した時は100万ドル(当時のレートで約8000万円)の義援金を寄付したことが後に明らかになりましたし、決してドライな人間ではない。ただ、指導者として声が掛かるかというと難しいかもしれません。若手の時に比べたら性格が少し丸くなりましたが、プライドは高い。球団からみると扱いやすいタイプではありません。卓越した打撃技術を若手に伝授して欲しい思いがありますが…」(スポーツ紙デスク)
次期中日監督は井端氏が最有力
福留氏は22年限りで中日を現役引退後に古巣の社会人野球・日本生命で特別コーチを務めている。今後、NPBの指導者としてユニフォームを着ることはあるだろうか。中日OBは次のように指摘する。
「井上一樹監督の後任は、侍ジャパンの監督を終えた井端さんが就任する可能性が高い。福留さんの入閣はないでしょう。年月が経ってメディアで共演していましたし、今も不仲であることは考えづらいですが、2人の波長が合うわけではない。中日以外の球団でオファーがあるかもしれないですけど、そもそも福留さんがNPBでコーチをやりたいのか分からない。社会人野球で選手を指導しながら、プロ野球やメジャーを解説する今のライフワークがあっているように感じます」
現役時代の実績を考えると将来は監督になっても不思議ではない人材だが、今後も「我が道」を貫くのだろうか。
今WBCでは、日本テレビ系のスポーツ番組などで解説を行っている。
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デイリー新潮編集部
