山形放送

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総務省が実施している2025年1年間の「家計調査」の結果が6日、発表されました。これは品目ごとに1世帯あたりの年間支出額を調べたもので、何に一体いくら使ったのかがわかるものなんです。

最近では、山形市がラーメンの支出額日本一となったこちらのニュース。このデータが「家計調査」によるものなんですね。

この他にも、山形市が日本一の支出額になっているものがあるんです。
たとえば、「こんにゃく」や「しょうゆ」の支出額が日本一なんです。これらは山形の秋の風物詩でソウルフードでもある「芋煮」には欠かせないものですね。こうした山形の人にとっては身近なものが1位になっているんですが、実は、今回、意外なものが支出額1位になったんです。

その意外なものの上位3位までのランキングを見てみますと1位が山形市、2位が名古屋市、そして3位は富山市が入っています。
「すし」なんです!
総務省の家計調査によりますと、山形市の1世帯あたりの「すしの外食」の年間支出額は2025年、2万4969円となり、前回日本一の富山市に約2000円の差をつけ1位に。

この日、山形市内のすし店を訪れると開店前にも関わらず、この行列!

どのくらいの頻度ですし食べる?「週1くらい」
すしの外食支出額1位になったが「えっ、そうなの知らなかった」「えー!知らなかった!」「知らなかった」「意外!意外」
「買っておうちで食べるケースが多い」
外で食べるのはどんな時?「なにかあった時、行事に合わせてとか」

南原助太助寿司 須永孝一代表「ラーメンが1位は知っていたが、外食ですしが1位なのは知らなかった。山形市は海がない所でびっくりしている」

そして、視聴者のみなさんにも「外食で『すし』をどのくらいの頻度で食べるのか」YBCアプリアンケートを実施しました。今回は1484人の方から回答をいただきました。
今回のアンケートでは「あまり食べに行かない」と回答した方が最も多くなったものの、週1回程度から3カ月に1回程度と回答した方が全体の6割を超える結果となりました。
回答していただいた方のコメントを見ていくと、
天童市 40代女性「すしだけでなく、ラーメン、うどん、〆にデザート…家族で何を食べるか悩んだときはすしで決まりです」
南陽市 40代女性「3歳の娘が回転ずしが大好き。月に2回ほど家族で行きます」

早い・安い・おいしい!という理由で回転ずしを気軽に利用するという声が多くありました。
さらに、こんな声も。

村山市 60代男性「学校行事終わりに長男家族と回転ずしへ。先週も誕生日のお祝いで利用しました。」

そして「あまり食べに行かない」と回答した方も全く食べに行かないというわけではなく、こちらのコメントのようにお盆や年末年始といった親戚が集まったときなど、特別な日に利用するという声が目立ちました。
アンケートでは山形市に限らず県内全域から回答が寄せられました。全般に「ちょっとしたごほうび」や家族など大人数で外食する際にすし店を選ぶといった傾向がありました。

なぜ山形市が1位になったのか。その理由について専門家に聞きました。「食生活と健康」など食に関する研究を行っている山形大学の楠本健二准教授によりますと、
山形には全国規模のチェーン店のほかに地元に根付いたすし店が多いそうで、チェーン店に比べると単価が少し高いため、その分、支出も増えているのではということです。
また、外食先がラーメンやそば・うどん、すしと限られているという側面もあるとしています。さらに、山形市はそもそも魚介類の消費が多い傾向にあるそうで、普段からすしをよく食べる生活スタイルになっていることが1位につながったのではないかと分析しています。

また、「すしの外食」について、魚介類の消費行動に詳しい農林中金総合研究所の田口さつき主任研究員によりますと、
全国的に見ても、年末年始やお盆、GWなどは帰省先で集まって「すし」を食べる傾向があるため、山形は親戚など皆で「すし」を食べに行くという土地柄があるのではということなんですね。

山形市の意外な支出額日本一、実はすし以外にもまだまだあるんです。
それはスポーツなんです。山形にはサッカーのモンテディオやバスケットボールのワイヴァンスなどプロスポーツクラブもありますが、こうした1位は意外ですよね。
スポーツ関係が1位になったことについて、県のスポーツ振興課の担当者に聞いたところ、「正直わからない」とした一方で、県内は「スポーツ少年団の加入率」が全国2位ということもあり、小さいころからスポーツが身近な存在であることが理由なのでは?ということでした。