下石戟に転がり込んだまさかの個人11勝目 オーラスで望外の横移動逆転劇「セミファイナルはかなり見えた」/麻雀・Mリーグ

予想外の幕切れだった。BEAST Xの下石戟(協会)が2月10日、「大和証券Mリーグ2025-26」の第1試合に登板。オーラスでトップ目が大きな失点をしたことで、2着目で追走していたところに、まさかの勝利が転がり込んだ。
序盤から高打点が飛び交った。当試合は起家からEARTH JETS・石井一馬(最高位戦)、渋谷ABEMAS・白鳥翔(連盟)、下石、赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦)の並びで開始。東1局、下石は白鳥に東・赤・ドラの3900点を放銃した。東2局では、白鳥のリーチに応戦。ここでアガリ牌のひとつである赤牌の5索を手繰り寄せると、裏ドラも1つ乗ってリーチ・ツモ・平和・赤2・裏ドラの跳満・1万2000点(供託1000点)を獲得した。
これでトップ目に立つも、東3局では園田が跳満・1万2000点を一発ツモ。下石を抜くと、親番の東4局、東4局1本場でも6000点、親満貫・1万2000点(+300点)をアガった。南1局、下石は白鳥に5200点を献上。3着目に転落したが、親番の南3局ではポンから中・混一色・赤の親満貫・1万2000点を奪取し、2着目に浮上した。南3局1本場では、「一馬さんと白鳥さんが3索を持ってなさそうで、これは勝負に行っていいかな」とペン・カン3索待ちでリーチを宣言。これを見事に射止め、リーチ・ツモ・赤・ドラ・裏ドラの、2連続となる親満貫・1万2000点(+300点、供託1000点)を成就させた。
南4局を迎えた時点で、下石はトップ目の園田と9900点差。満貫ツモで捲れる状況だ。ここで下石はタンヤオ・平和、裏ドラが乗れば満貫に昇格する形でのリーチを選択。その後、3着目の石井がリーチをかけると、逃げ切りを狙う園田が長考の末、石井に差し込んだ。ただ、これがなんと跳満・1万2000点。園田が呆然とする中、1100点差で下石の勝利が確定した。
2月5日に続く連勝で11勝目。個人スコアも2位までアップした。試合後、タイトルについて聞かれた下石は「MVPはちょっと遠いかなと思っているので…」と返答。「最多勝を獲れたらいいかな、とは思います」と、今期から新設されたタイトルに照準を定めた。「このトップで、セミファイナルはかなり見えたんじゃないかなと思います」。現状、チームは4位のセガサミーフェニックスに大差を付けての3位。麻雀界の鬼神が、創設3年目のチームを優勝へと導く。
【第1試合結果】
1着 BEAST X・下石戟(協会)4万1100点/+61.1
2着 赤坂ドリブンズ・園田賢(最高位戦)4万点/+20.0
3着 EARTH JETS・石井一馬(最高位戦)3万4300点/▲5.7
4着 渋谷ABEMAS・白鳥翔(連盟)−1万5400点/▲75.4
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チーム、2025-26シーズンから全10チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各120試合(全300試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は7000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)
