東京のタイ料理食堂4選! 定番の屋台メシから新ジャンルまで
夏には、アジアンな気分になりませんか?そう、スパイスの風味や酸っぱ辛い味を欲するあの感覚です。今回は、タイの味を都内で楽しめる店を調査。当地の味が楽しめる料理に、現地感抜群のお店があれば、ワインに合う料理も登場。個性炸裂!
屋台メシからレストランの味までタイの美味が揃う『SOI7(ソイナナ)』@中目黒
タイ出身のオンさんが作る料理は本場そのもの。それも当然、幼い頃から母親の屋台を手伝っていたんだから、キャリアはざっと50年以上だ。しかもバンコクのホテルなどでも経験を積んだ腕は確か。
そんな彼女ならではの地元色豊かな味を求めて来る客も多い。魅力は現地のハーブや調味料を使うスパイシーで香り豊かな味わいだろう。特にタイバジル「ホーラパー」の力強い風味にはハッとした。
炭火焼set1980円(ソムタム、豚のコショウ風味、発酵つくね)

『SOI7(ソイナナ)』炭火焼set 1980円(ソムタム、豚のコショウ風味、発酵つくね) タイの餅米やハーブと共に発酵させた豚肉のつくねは独特の酸味と旨み。現地の調味料を使った豚肉のコショウ風味もホーラパーと相性抜群だ
肉料理と合わせるのが定番だそうで、発酵させた豚肉のつくねなど独自の炭火焼と味わえば胃袋がタイにひとっ飛び。シンハーの生を片手に旅を楽しもう。

『SOI7(ソイナナ)』シェフ オンさん
シェフ:オンさん「お客さんがおいしいと喜んでくれるのが一番うれしいです」

『SOI7(ソイナナ)』
[店名]『SOI7(ソイナナ)』
[住所]東京都目黒区上目黒2-12-7
[電話]03-3760-6620
[営業時間]11時半〜15時(14時半LO)、18時〜23時15分LO
[休日]不定休
[交通]東急東横線ほか中目黒駅東口から徒歩5分
脳内がタイにトリップする、ウワサのタイご飯現る!『タイごはん泉州屋台』@大門
静かな路地に突如現れる派手なタイ屋台。アジア好きなら、ひと目でボルテージが一気にあがる。なんたってタイの国営放送にも出た、タイ政府公認レストラン、つまり本場が認める味なのだ。
驚くのはその料理を作るのが日本人の江南さんだということ。できる限り現地のままを追求し、農家直送のフレッシュな生ハーブや唐辛子は当たり前、辛さもほぼ現地仕様だ。
カオマンガイ(スープ付き)950円

『タイごはん 泉州屋台』カオマンガイ(スープ付き) 950円 鶏肉の茹で汁で炊いたご飯の上にしっとり鶏肉がのる。辛くて酸っぱい秘伝のタレが他店とは一線を画す。ランチは大行列で「カオマンガイ」は12時頃には売り切れ必須だ
さらに、ブレないために年に数回はタイへ旅行し、現地で料理を食べてブラッシュアップするのも欠かさない。カラフルな食器や屋台も全部タイ製だから、ストンと座ればもうまんまタイにいる気分。

『タイごはん 泉州屋台』代表 江南譲治さん
代表:江南譲治さん「いろいろ食べたい時は3品セットの3種盛りもおすすめです」

『タイごはん 泉州屋台』店内に置かれた本場の屋台は、タイの蚤の市などで仕入れた雑貨にあふれたエネルギッシュなムード
[店名]『タイごはん泉州屋台』
[住所]東京都港区芝公園2-2-10
[電話]03-3434-8180
[営業時間]11時〜14時、金:11時〜14時、18時半〜22時
[休日]土・日・祝
[交通]地下鉄浅草線大門駅A6出口から徒歩5分
ワインを呼ぶ、繊細なタイ郷土料理が主役『orangutan(オレンガタン)』@中野
ここは、巷にあふれる刺激的で強烈なタイ料理とは別世界。代表の松島さんが足繁く通っていた、今はなき下北沢のタイ料理店『ラークパクチー』。その料理人とのご縁が繋がり、ここ中野で“復活”を遂げたという。
メニューに並ぶのは、フレッシュなハーブと発酵の旨みや酸味、シャープな辛さが重なり合う、古都チェンマイや東北地方イサーンの郷土の味。ワインやクラフトビールもあって、あれこれつまめる小さめのポーションも程よいサイズ。
トムセープヌア1600円

『orangutan(オレンガタン)』トムセープヌア 1600円 澄み切ったスープがやさしい「トムセープヌア」(牛肉のスープ)。お通しの竹かご入りの蒸したもち米(カオニャオ)とハーブは料理のお供になる
松島さんが現地で感動したというスープ「トムセープヌア」をはじめ、透明感漂う奥深いタイの食文化を体験できる。

『orangutan(オレンガタン)』店主 松島大介さん
店主 松島大介さん「クラフトビールも香辛料やハーブを使ったカクテルもあります」

『orangutan(オレンガタン)』
[店名]『orangutan(オレンガタン)』
[住所]東京都中野区中野5-53-4
[電話]03-3387-0888
[営業時間]18時〜23時
[休日]火・水
[交通]JR中央線ほか中野駅北口から徒歩6分
唯一無二の美味を追求する“タイチャイニーズ”が5月開店!『タイチャイニーズ天堂(てんどう)』@早稲田
数々の人気台湾料理店を手掛ける近藤代表の次なる新店のテーマは“タイチャイニーズ”。説明しよう。それは中華にタイのハーブや調味料を取り入れた新ジャンル。
例えば「ガパオ麻婆豆腐」は定番のいいとこ取りした新感覚の旨さに目からウロコだ。エビがぎっしり99%の春巻だって爽やかなライムリーフに食欲覚醒。
コンプリートセットアップ(8品)6000円から一例(棒棒鶏、春巻き、角煮、醉蝦(鮮海老の紹興酒漬け)※内容は随時変わる

『タイチャイニーズ天堂(てんどう)』コンプリートセットアップ(8品) 6000円から一例(手前から時計回りに)棒棒鶏、春巻き、角煮、醉蝦(鮮海老の紹興酒漬け) シグネチャーメニューなどが楽しめるコース。「棒棒鶏」はパクチーを使ったソースなど2種で味わう。「角煮」は皮付きの豚バラ肉を使用 ※内容は随時変わる ※写真はすべて2人分
そもそもタイ料理は中国料理の影響を受けた歴史があり、その融合は驚きと発見の先に納得の旨さがあるのだ。ふむ。おいしい&楽しい味を追求し、ハーブ類も自家栽培。人気メニューが集結した「コンプリートセットアップ」でその魅力を体感せよ!

『タイチャイニーズ天堂(てんどう)』代表 近藤喬哉さん
代表:近藤喬哉さん「古民家の落ち着いた雰囲気でゆっくり楽しんでください」

『タイチャイニーズ天堂(てんどう)』
[店名]『タイチャイニーズ天堂(てんどう)』
[住所]東京都新宿区弁天町177-22
[電話]090-1761-1983
[営業時間]17時半〜23時(22時LO)、土・日・祝:12時〜14時LO、17時半〜23時(22時LO)
[休日]月・火、8月は夏休み
[交通]地下鉄東西線早稲田駅1番出口、神楽坂駅2番出口から徒歩8分
撮影/浅沼ノア(SOI7、orangutan)、西崎進也(タイごはん泉州屋台)、大西陽(天堂)、取材/肥田木奈々(SOI7、天堂)、岡本ジュン(タイごはん泉州屋台、orangutan)

『おとなの週末』2025年7月号
※2025年7月号発売時点の情報です。
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。
…つづく「東京駅の世界の料理4選 駅でパスポートがいらないグルメ旅行」では、和洋のみならず世界各国の料理も食べられる、東京駅グルメをレポートしています。
