光熱費の高騰が続くなか、節約が大きな成果には至っていないという家庭もあるのでは。できることなら、そこからさらにもう一歩節約を進めたいところですよね。そこで今回は、意外と知らないガス代や電気代の無駄遣いにつながる「落とし穴」と「予防策」について、東京ガス株式会社の都市生活研究所 主任研究員の笹岡恵梨さんに伺いました。

ガス代の無駄遣いにつながる意外な落とし穴4選

主にキッチンやお風呂で使うガス。こんな浪費をしてしまっていませんか?

●1.キッチンとお風呂の給湯温度を同じにしている

「キッチンでお湯を使うときの温度設定は、お風呂の給湯温度と同じである必要はありません。意識しなければ、キッチンもお風呂も同じ温度で給湯していることでしょう。じつはキッチンの給湯温度を40℃から37℃に下げると年間約1400円の節約になるんですよ」(笹岡さん、以下同)

●2.どんな鍋でも強火で調理している

「コンロの火力は調理する内容などによって変えているかと思いますが、鍋の大きさによってはガス代が無駄になっていることもあります。強火にすると鍋底から炎がはみ出すことがありますが、炎がはみ出した部分は鍋には伝わらず、無駄になってしまっているのです。

炎を鍋底からはみ出さないように抑えて使うだけで、年間で約1400円の節約になることも」

●3.鍋底に水滴がついたまま火にかけている

「鍋ややかんを洗ったあと、ふかずにそのままコンロに乗せて、火にかけていませんか? じつはこれがガス代の無駄遣いなんです。鍋底についた水滴をふき取ってから火にかけると、使用するガス量を約2%減らせます」

●4.家族の入浴時間がバラバラで何度も沸かし直している

「家族の入浴時間がバラバラで間があくと、その都度、沸かし直していませんか? お風呂にフタをしても、湯温は2時間で約2℃下がってしまうので、冬場はとくに沸かし直さなければならないでしょう。それがガス代の無駄に。家族が続けて入浴して、その沸かし直しがなくなるだけで、年間で約2500円の節約になることも」(笹岡さん)

もしこれらの落とし穴にハマっていることに気づいたら、さらに節約できるチャンスです。ぜひ取り入れてみてくださいね。