台湾時代(上)と現在(下)のワニ「小河」(「爬行天下」のbilibiliページから)

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(台北中央社)かつて南部・台南市のワニ園で飼育され、その後中国・アモイの動物園に引き渡されたワニの「小河」が、劣悪な環境で不適切に飼育されている可能性があることが分かった。台湾の対中窓口機関、海峡交流基金会(海基会)は13日、中国の対台湾窓口機関、海峡両岸関係協会(海協会)に対し、飼育方法の改善を求める文書を送ったと明らかにした。

小河は台南市で約40年近くにわたり営業を続けていたワニ園「麻豆鰐魚王生態教育農場」で飼育されていたが、2016年の閉園に伴い、17年にアモイの動物園に引き取られた。体長は6メートル近くあり、体重は約750キロとされる。

だが昨年12月、中国のインターネット番組で台湾にいた時よりも痩せた小河が取り上げられると、台湾と中国双方で劣悪な環境での飼育や健康状態を心配する声が上がった。

海基会の蔡孟君副秘書長は、台湾で対中政策を担当する大陸委員会などにも多くの人々から飼育環境の改善を求める意見や関心が寄せられていると説明。アモイに進出する台湾企業でつくる団体にも連絡をし、引き続き経過を注視すると語った。

(李雅雯/編集:齊藤啓介)