単行本発行巻数世界1位を記録した連載50年超の長寿作品「ゴルゴ13」をはじめ、「無用ノ介」「鬼平犯科帳」など数々の作品を世に送り出した“劇画家”さいとう・たかをさんが、2021年9月24日10時42分、すい臓がんのため亡くなったことが発表されました。84歳でした。



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さいとうさんは1936年11月3日、和歌山県和歌山市生まれ、大阪府堺市育ち。当初は家業を継いだものの、1955年、18歳のとき『空気男爵』でデビュー。当時人気だった「貸本漫画」の出版社・日の丸文庫の気鋭の漫画家として活躍しました。

1960年、漫画制作のための会社「さいとう・プロダクション」を設立。作品制作の分業化をはかって、劇画の制作システムを確立していきました。

1967年から週刊少年マガジンで時代劇アクション『無用ノ介』の連載がスタート。

その翌年、1968年からビッグコミックで代表作となる『ゴルゴ13』の連載がスタートしました。さいとうさんは『ゴルゴ13』で1975年に第21回小学館漫画賞青年一般部門、2002年に第31回日本漫画家協会賞・大賞、2004年に第50回小学館漫画賞・審査員特別賞を受賞。2021年7月5日に発売されたコミックス第201巻は、2016年9月に発売された『こちら葛飾区亀有公園前派出所』最終巻の200巻を抜き、「最も発行巻数が多い単一漫画シリーズ」の世界記録となりました。

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2021年9月6日にはコミックス202巻が発売され、さらに記録を伸ばしていました。

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なお、ビッグコミック編集部によると、『ゴルゴ13』の連載は「さいとう先生のご遺志のもと、スタッフと編集部協力のうえ、今後も継続する予定」とのことです。