千変万化のTDK、成長の秘訣は“連邦”統治
―さらなる成長に向けて何が課題ですか。
「企業買収によって子会社や関連会社が急速に増えている。その中で各社の独自性やスピードを大切にしていくことは機能として本社側がかじ取りする必要がある。そのため、本社のコーポレートガバナンス(企業統治)機能を一層高める。すでに7月からガバナンス体制を刷新。取締役会長を社外から招き入れ、コーポレートガバナンスを担当してもらう。また、目的が不明確な相談役は新任しないことを決定している。あらためてグローバルで戦っていく経営体制をここで整えた」
「電子部品は機能や製品を集約させることで製品の概念を覆してきた。例えばスマートフォンは今となっては電話という定義に収まらない。今後は車の分野でもそうしたプロダクトの概念が再構築されていくかもしれない。そういう意味で活躍できる場所は無限になるだろう。ただ、製品の汎用化によって差別化するポイントが失われていくことはリスクだ。そうなれば中国のメーカーなどとの単純なコスト競争に陥る可能性がある。そのため、技術革新があるところを求めて先駆的に攻める必要がある」
