【警告】川崎=なし 大宮=カウエ(75分)、長谷川(79分)
【退場】カウエ(90+2分)
【MAN OF THE MATCH】小林 悠(川崎)

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[J1リーグ34節]川崎5-0大宮/12月2日/等々力
 
【チーム採点・寸評】
川崎 9
試合開始直後と前半アディショナルタイムに効率よくゴールを奪い、後半も主導権を握る。勝たなければ逆転優勝の可能性が消滅するなか、川崎らしい攻撃サッカーを貫き、ついに悲願のタイトルを獲得! 今季の集大成と言える試合内容は誇れるものだった。
 

GK
1 チョン・ソンリョン 7.5
右太ももを痛めていたが強行出場。フィードは利き足ではない左足で行なうなど不安定だったものの、ボールへの反応の鋭さは相変わらず抜群だった。後半にはファインセーブを連発。
 
DF
18 エウシーニョ 7(82分OUT)
試合開始直後に中村からのリターンパスを受けて右サイドを突破。阿部の先制点をアシストした。その後も果敢なオーバーラップを続けて右サイドを制圧した。
 
3 奈良竜樹 6.5
闘志が漲るハードディフェンスで周囲に喝を入れた。ゴール前での身体を張ったクリアは迫力があり、大宮の助っ人2トップに対して一歩も退かなかった。
 
5 谷口彰悟 6.5
ここ数試合のハイパフォーマンスを継続。チャレンジするのかステイするのか状況判断は的確で、安心して見ていられる出来だった。
 
7 車屋紳太郎 6.5
守備面では江坂の対応にやや手を焼いたが、攻撃参加した際に存在感を発揮。緩急をつけたドリブルで相手のマークを外し、79分にはPKをゲット。
 
MF
10 大島僚太 6.5
狭いスペースでも前を向く巧さがあり、ポゼッション率向上に大きく貢献。15分にエウシーニョに通したロングパスは秀逸だった。
 
21 エドゥアルド・ネット 6.5(83分OUT)
前半に一度、パスミスからカウンターを許すも大きなミスはこれくらい。ディフェンス面でも相手のボランチを潰しにかかった。
 
14 中村憲剛 6.5
シンプルだが、相手のタイミングを外すパスでチャンスを演出。先制点の場面でもエウシーニョにワンタッチでつないでドリブル突破をフォローした。
 
41 家長昭博 7.5
古巣との対戦にも気負わず冷静にプレー。キープ力は抜群で先制点も彼のパスから始まった。45+2分と60分には絶妙なクロスで小林のゴールをお膳立て。
 
8 阿部浩之 8(88分OUT)
開始46秒、エウシーニョのパスを受けると左足を一閃。逆転優勝へ欲しかった先制点を奪うと、前半終了間際と60分には小林のゴールの起点にもなった。

【川崎 5-0 大宮 PHOTO】小林のキャリア初ハットトリックなど大量5得点で川崎が悲願の初優勝!!!

 
FW
11 小林 悠 9
家長のクロスに渾身のヘッドで合わせて追加点をゲットすると、後半には再び家長のクロスから2ゴール目! そして81分にはPKでハットトリックを達成。優勝と得点王をダブル獲りする記念すべきゲームとなった。
  
交代出場
MF
6 田坂祐介 -(82分IN)
スタミナが切れていたエウシーニョに代わり右SBに入る。86分には裏を取られたが、無失点で試合を終えるミッションを完遂させた。

MF 
19 森谷賢太郎 -(83分IN)
E・ネットの負傷を受けて緊急出場。大きなリードを得ているなかで落ち着いてパスを回した。

MF
16 長谷川竜也 7(88分IN)
後半アディショナルタイムには中村とのワンツーで左サイドを突破。そして試合終了間際にはトドメの5ゴール目を奪った。
 
監督
鬼木 達 6.5
選手たちに硬さが感じられなかった点にそのマネジメント力の高さが表われていた。就任1年目でチームを優勝へ導いた手腕は高く評価されるべきだろう。
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 
取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
 


 
【大宮|採点・寸評】
大宮 3.5
連係不足からキックオフ早々にゴールを割られると、その後もバイタルエリアを幾度となく攻略される。攻めては各駅停車のパスで有効な組み立てがなく、速攻も精度不足はもとよりチーム全体の推進力が足りずに打つ手なし。攻守両面、そしてメンタルで脆弱さを見せた今季最終戦となった。
 
GK
1 加藤順大 3.5
左右に振り回された結果としてポジショニングがズレて、ゴールネットを揺らされる。プレー判断もスピード、精度ともに物足りない。
 
DF
19 奥井 諒 4
サイドラインを駆け上がる際の思い切りが悪く、パスワークには1テンポ遅れて参加。守備では確実に内へ絞るなど献身的だったが、実を結ばなかった。
 
4 山越康平 3.5
最終ラインを統率できないまま失点を重ねる。相手のパスワーク、仕掛けに対して常に後手に回り、まるで自信を失っているかのようなプレーに終始した。
 
25 高山和真 3.5
先の先を取られ続けるなど、J1トップクラスの実力をまざまざと見せつけられる。前半終了間際には致命的なクリアミスが痛恨の2失点目に直結してしまった。
 
22 和田拓也 4(83分OUT)
同サイドの瀬川、左ボランチに入った長谷川との連係が拙い。三角形を作られて人とボールが動いたシーンでは後追いがほとんどだった。
 
MF
7 江坂 任 4.5(76分OUT)
スペースを見つける力とトラップは非凡。しかし、欲しいタイミングで味方からボールが供給されず、能力を発揮できないままピッチを去った。
 
28 長谷川アーリアジャスール 4
攻撃時に最終ライン付近まで落ちてボールを捌こうとするも、効果的なビルドアップはできず。守備でもいとも簡単に中央を使われた。
 
40 茨田陽生 4(62分OUT)
自身の居場所を見失ったかのような位置取りで、攻守ともに存在感が希薄。インパクトを残せないまま、途中交代となった。
 
44 瀬川祐輔 3.5
川崎のプレースピードにまったくついていけず、ボールを足もとに受けてもおぼつかず。守っては相手に自由を与え続けて最後にはPKを献上した。
 
FW
16 マテウス 5
独特のリズムを刻むドリブルで相手守備網に果敢にチャレンジ。しかし、単騎では打破できないことは明白で……。もったいないゲームとなった。
FW
37 マルセロ・トスカーノ 5
“闘う”とは何たるか、を必死に体現するも仲間は付いてこず。「どんなプレーをしたいのか」を声を荒げて要求するシーンも数多く、ストレスばかりを溜めた。
 
交代出場
MF
37 カウエ 4(62分IN)
90分にはCKから“あわや”の決定機を相手GKに防がれる。小気味よいパス回しはなく、悪い流れを変えられないまま退場処分を受けた。
 
FW
10 大前元紀 -(76分IN)
残り15分足らずでピッチに立ったが、背番号10としての雰囲気を一変するプレーはなし。最後まで厳しいシーズンだった。
 
DF
13 渡部大輔 -(83分IN)
プレータイムが少なく、自慢の攻撃力を発揮するシーンはほとんどなし。4失点後の投入で何かを求めるのは酷か。
 
監督
石井正忠 3.5
堅守構築など程遠く、攻撃でも形は見えてこない。就任は起爆剤とならずに、勝利なしで2017年シーズンが終了した。
 
取材・文:古田土恵介(サッカーダイジェスト編集部)
 
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。