『メカニカルドーピング』発覚の自転車選手に6年の出場停止処分。ベルギー・欧州チャンピオンの肩書も剥奪
自転車に仕込まれていたのは、サドル下部のフレーム内部にVivax Assistモーターとバッテリー。さらにハンドルグリップに巻かれた格好でBluetoothで接続するモーター起動ボタンも見つかり、もはや故意であることは疑いようもなかったようです。
今回発表された処分は非常に重いもので、Van den Driesscheには2021年10月10日まで6年間にもおよぶ出場停止処分、2万ユーロ(約230万円)の罰金、さらに過去にさかのぼってU-23欧州チャンピオン、U-23ベルギーチャンピオンのタイトルも剥奪される結果となりました。UCIは近年トップ選手に相次いだドーピング問題とともに、メカニカルドーピングに対しても厳正な対応をしていく構えであることがうかがえます。
UCI会長のBrian Cooksonは、「我々は検査機器の開発に多大な投資をしてきました。今回のケースはUCI、ファン、公正な競技を求める選手たちにとっての大きな勝利です」と自賛しています。
ちなみに今回の違反発覚以前にも、ツール・ド・フランスをはじめとする自転車競技において車両にモーターを仕込んでいるのではないかという疑惑はたびたびわき起こっていました。また競技中に転倒した自転車の車輪が回転し続けるといった「奇妙な現象」も確認されてはいたものの、これまでの通常の車検では発見には至っていませんでした。
・自転車世界選手権で初「メカニカルドーピング」発覚。フレームに隠しモーター、選手は故意を否定も罰金2400万円の可能性
