学生の窓口編集部

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捕食動物と被食動物が目を合わせない、というよりも、そもそも見ているもの、目の構造と能力が違うのだそうです。バークレーのカリフォルニア大学の専門家が214種の動物の目を研究し、捕食者と獲物となる被食者の目の形状が異なることを突き止めました。

猫やワニなど、待ち伏せて獲物を捕食する動物は眼球の中に縦にスリット(細長い線の瞳)があるように見えるのに対し、羊やヤギなどの被食者は、英語で「レターボックス」と表現されるように、郵便ポストの投函口のような横長のスリットがあるように見えます。科学者によれば、被食者は、危険を発見できるよう広い視野を確保するために横長の瞳を持つようになり、捕食者は狩りのために、できるだけ地面に近い態勢から獲物に焦点を合わせるために、地面に対して垂直の縦長の瞳を持つように進化したのだそうです。
なぜ捕食者と被食者は目を合わせないのか
実際に、テストの結果、横長の瞳(被食者)は拡大視野を持っていて、縦長の瞳(捕食者)は、ハンティング上、獲物に飛びかかるのに必須である距離を判断する能力を持っていることが判明しました。

ところが、同じネコ科の動物でも、ライオンやトラの眼は縦長ではなく、丸いものであるのはどうしてなのか?反対に、キリンや鳥は被食動物であるのに、レターボックスではなく丸い瞳です。人間の瞳も丸いです。

これは、目の高さに関係しているのではないかと考えられています。65種の待ち伏せ型捕食動物のうち、44種が縦長の瞳を持っており、それらの82%が地面から肩までの高さが42cm未満であったそうです。このことから、統計的に、縦長や横長の瞳を持つのは地面から近い生活をしている動物であることが分かりました。

<参考>
http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-3189565/Predators-vertical-slits-pupils-prey-letterbox-shaped-holes.html