“借金1億2000万円”池谷直樹「たこ焼きだけでは返済できない」 マッスルミュージカル破産後にさらなる悲劇が

元体操選手の池谷直樹が、借金1億2000万円を抱える現状を語るとともに、その経緯を明かした。
6月18日、芸能人が自らの意志で売れる資産を全部売却し、新たな夢に挑む姿に密着する“人生再スタート応援バラエティ”『資産、全部売ってみた #4』(ABEMA)が放送。資産を売る当事者として、池谷が登場した。
スポーツの名門・日本体育大学を卒業後、全日本社会人選手権では鉄棒で日本一に輝き、現役引退後は視聴率25%超えの『筋肉番付』で、いまだ破られていない「モンスターボックス 23段」の世界記録を達成した池谷。その後も、マッスルミュージカルの主要メンバーとして大活躍したが、今年2月、『借金1億2000万円』『たこ焼きを販売して借金を返済中』という衝撃のニュースが報じられた。
そこで、番組スタッフは池谷の仕事現場を直撃。「池谷直樹の跳びたこ」というのぼりをつけたキッチンカーには、「めっちゃ観てました、モンスターボックス」とたこ焼きを求める人から声がかかる。
出店は月に4、5回、1日1200個から1500個を売り上げるといい、その金額は700円×250パック(1500個)=17万5000円。池谷は「今いろんなものが値上がりしてるので」「このたこ焼きだけでは借金は返済できません。他にもいろいろやってる事業の1つ」と告白する。このほか、アスリートのセカンドキャリアの場所を作るためのミュージカル「サムライ・ロック・オーケストラ」と、体操教室を開いている。
巨額の借金を抱えるきっかけとなったのは、池谷も出演していた「マッスルミュージカル」(2001年誕生)の破産だった。最盛期には横浜や渋谷に劇場を持ち、売上は17億円を超えたが、観客動員数の増加とは裏腹に過酷な労働環境が明るみとなり、2011年に運営会社が倒産した。
池谷はメンバーを集めて新たなミュージカルを立ち上げようとする中、ある仲介人が「お金のことは心配しなくていい」と進言。しかし、ツアーの10日前に旅行会社への未払いが発覚し、公演は中止に。1億2000万円の詐欺被害に遭い、その人物は「夜逃げみたいなかたちでいなくなってしまい、その時の負債が残っている」という。

さらに悲劇は続く。2019年9月、インバウンド向けにパフォーマンスが見られるアクロバットレストラン「サムライ・ロック・レストラン」を作ったものの、わずか半年後の2020年2月に新型コロナウイルスが蔓延し始めたことを受け、店を閉じることを余儀なくされた。
池谷の夢は、コロナで挫折したこのアクロバットレストランを復活させること。「僕は“人のためになりたい”と思って、この道を歩んできました。いつの間にか1億2000万円の借金ができたんですけども、それは間違ってないと思ってます」と真っ直ぐに語る。
さらに、「この事業は僕しかできないですし、これをやるために人生を賭けるしかないと思ってます。いつの日か僕が力尽きだ時には、“池谷直樹がいたからアクロバットのエンターテイメントが日本にできたんだな”という、爪跡は残したい」と、夢への並々ならぬ覚悟を明かしていた。
