【WRC 世界ラリー選手権】第7戦 ラリージャパン(シェイクダウン/5月28日)

【映像】捉えた片手ドリフトの妙技(実際の様子)

 28日、開催時期を11月から5月へと移したラリージャパンがいよいよ開幕。好結果が望まれるトヨタの勝田貴元は、シェイクダウンでチェック走行ならではの妙技を見せている。

 今季、サファリラリーで初優勝すると、続けてクロアチアラリーで連勝を果たした日本人唯一のフル参戦ドライバー、勝田貴元。現在もドライバーズランキング2位につけて好調を維持しており、待望のホームイベントとなるラリージャパンへ凱旋してきた。

 本番直前のテスト走行となるシェイクダウンは、愛知県豊田市の鞍ケ池公園に設置された特設コースで行われる。解説の竹岡圭氏によれば、「ここでクルマの調子やフィーリング、道との相性を見たりする。全開ではいかず、6〜7割か、ドライバーによっては8割くらいの力で走る」というシチュエーションだ。

 ランキング順ということで、2番手で颯爽と走り出した勝田のGRヤリスは、ラウンドアバウトのように中央の障害物を一回転しなければならないポイントに突入すると、片手のみでステアリング操作をしながらスムーズに攻略していく。

 他のマシンと比べると若干リアが流れて白煙も上がっており、軽くドリフトさせているようにも見える。練習走行とはいえ、余裕の片手ドリフトを披露し、表情も穏やかな様子で、一流ドライバーの風格を備えたように感じられた。

 勝田の計測タイムは1分59秒で、トップから約2秒遅れの5番手となったが、走行後に勝田は「何も問題はなくフィーリングもいい。簡単なラリーではないが、最高の努力で最善の結果を残したい」と意気込みを語っている。

 日本人として母国での初優勝を期待するファンも多いなか、31日までの4日間、勝田が再び表彰台の頂点を目指して激走する。(ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2026』/(C)WRC)