Googleの社員が、現実の出来事を賭けの題材にするプラットフォーム「Polymarket」でインサイダー取引を行ったとして起訴されました。この社員は「Googleで最も検索された単語は何か?」といった賭けで稼いだとされています。

Southern District of New York | Google Employee Charged With Insider Trading | United States Department of Justice

https://www.justice.gov/usao-sdny/pr/google-employee-charged-insider-trading

Google information security engineer charged with using inside information to make $1M on Polymarket - ABC News

https://abcnews.com/amp/US/google-employee-charged-inside-information-make-1-million/story?id=133350018

今回起訴されたのはGoogleのソフトウェアエンジニアであるミケーレ・スパグヌーロです。訴状によると、スパグヌーロは2024年5月にPolymarket上にアカウントを作成してさまざまな賭けに興じた後、2025年10月15日頃から2025年12月4日頃までの間にGoogleに関連する賭けで合計約275万4092ドル(4億4000万円)を投じたとのこと。結果として、スパグヌーロは約120万ドル(約1億9000万円)の利益を得ました。

スパグヌーロが賭けた題材の1つが「2025年、Googleで最も検索される人物はd4vdという歌手である。YesかNoか」というものでした。この題材に「Yes」と賭けていた人はほぼゼロだったそうですが、実際にGoogleが公表した「Year in Search 2025」の結果では、d4vdが1位でした。

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スパグヌーロは商品取引法違反1件(最高刑は禁錮10年)、電信詐欺1件(最高刑は禁錮20年)、およびマネーロンダリング1件(最高刑は禁錮20年)で起訴されています。スパグヌーロはスイス在住のイタリア国籍者ですが、裁判当日、ニューヨーク南部地区連邦地方裁判所に出廷しました。

ニューヨーク南部地区のジェイ・クレイトン検事は「本日の起訴は、企業内部者が機密情報を利用して市場で利益を得ることは許されないという、数十年来のメッセージを改めて示すものです。インサイダー取引は市場の健全性を損ないます。国民はこのような強欲に基づく行為が捜査・起訴されることを望んでいます」と述べました。

内部情報を使ってPolymarketで稼いだことが露呈した人は他にも多くいます。2026年4月には、ベネズエラの大統領だったニコラス・マドゥロ氏を拘束する作戦に関与していたアメリカ軍兵士が、インサイダー取引の疑いで逮捕・起訴されています。

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スパグヌーロの起訴にあたり、Googleの広報担当者は「当社は捜査当局と協力しています。当該従業員は全従業員が利用できるツールを使って当社のマーケティング資料にアクセスしましたが、そのような機密情報を使って賭けを行うことは、当社のポリシーに対する重大な違反です。当該従業員を休職処分とし、適切な措置を講じます」と述べました。