高市首相とフィリピンのマルコス大統領

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 高市首相が28日に行うフィリピンのフェルディナンド・マルコス大統領との会談で、同国や東南アジア諸国連合(ASEAN)との間で重要鉱物やエネルギーの安定供給に向けたルールや枠組みの構築を進める方向となった。

 日本との経済連携協定(EPA)の改正に向けた検討で合意し、進めていく。

 マルコス氏は26日、高市内閣で初めての国賓として来日した。天皇、皇后両陛下との会見や国会での演説などが予定されている。

 日本政府関係者によると、首脳会談では、フィリピンが議長国を務めるASEANと日本のEPA(2008年発効)の「アップグレード」に向けた検討を進めることで一致する方向だ。実現すれば19年に続く2度目の改正となる。

 見直しにより、重要鉱物やエネルギーのサプライチェーン(供給網)が危機に陥った際の共同調達や代替輸送に関する協力規定などを盛り込むことを想定している。首相が唱える「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の進化を具現化する目玉となる取り組みと位置付けている。

 データ流通などデジタル分野での新たなルールの導入も進め、ビジネス環境の整備を図る。日比2国間のEPAの見直しも同時に進めていく方針だ。