22日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比35.62ポイント(0.87%)高の4112.90ポイントと3日ぶりに反発した。
 投資家のセンチメントがやや上向く流れ。米イランの和平交渉が進展している。中東メディアは21日午後、米国とイランがパキスタンの仲介で、戦争終結に向けた合意の最終案を完成させたと報じた。これを受け、21日のNY商品取引所では、WTI原油先物が前日比1.9%安の96.35米ドル/バレルと続落。取引時間中には一時、102米ドル台を付けていた。
 中国の産業支援スタンスも改めてクローズアップされる。当局が半導体や人工知能(AI)ど先端技術分野の国産化に注力する中、関連銘柄に買いが先行した。朝方は弱含む場面がみられたものの、指数は上げ幅を徐々に広げている。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、ハイテクの上げが目立つ。銅張積層板メーカー世界大手の広東生益科技(600183/SH)やプリント基板(PCB)大手の深セン市景旺電子(603228/SH)、薄膜コンデンサー中国最大手の廈門法拉電子(600563/SH)、電子機器メーカーの方正科技集団(600601/SH)がそろって10.0%(ストップ)高、半導体の封止・検査で中国首位の江蘇長電科技(600584/SH)が9.0%高、電子部品メーカー大手の環旭電子(601231/SH)が5.8%高で引けた。ほか、ハイテク・スタートアップ企業向け市場「科創板」では、プリント基板(PCB)大手の生益電子(688183/SH)が9.3%高。主要50銘柄で構成される「上証科創板50成分指数(Star50)」は1.5%高と他の主要指数をアウトパフォームした。
 非鉄・産金株も高い。洛陽モリブデン(603993/SH)が5.0%、江西銅業(600362/SH)が4.1%、廈門タングステン業(600549/SH)が3.7%、紫金鉱業集団(601899/SH)が3.2%、中金黄金(600489/SH)が2.2%ずつ上昇した。インフラ関連株、不動産株、自動車株なども買われている。
 半面、石油・石炭株はさえない。中国石油天然気(601857/SH)が1.9%、中国石油化工(600028/SH)が1.4%、中国海洋石油(600938/SH)が1.1%、中国中煤能源(601898/SH)が4.3%、広匯能源(600256/SH)が3.9%ずつ下落した。通信株、消費株、医薬株、金融株、運輸株も売られている。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が2.11ポイント(0.76%)高の279.19ポイント、深センB株指数が0.02ポイント(0.00%)安の1140.35ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)