アンソロピックのシェアがオープンAIを逆転、1年で4%から30%超に急成長…「人材集めに成功」
【ワシントン=関根晃次郎】企業向け生成AI(人工知能)サービスの分野で、米新興企業アンソロピックのシェア(市場占有率)がこの1年間に急拡大し、今年4月時点で米オープンAIを逆転したことがわかった。
法人向け資金管理サービスを手がける米国の新興企業・ランプ社が、顧客約5万社の法人カードや請求書などの支出データから分析した。AIサービスの導入企業は全体の5割超に上り、そのうちアンソロピックのシェアは34・4%、オープンAIは32・3%だった。アンソロピックは昨年1月時点の4%程度から大きく上昇したのに対し、オープンAIは昨年4月に30%に達して以降、横ばいが続いている。
ランプ経済研究所のアラ・カラジアン主任エコノミストは読売新聞の取材に「アンソロピックの開発方針が魅力的で、人材を集めることに成功した。シェア拡大は一過性の現象ではないだろう」との見方を示した。
アンソロピックが開発した最新型AIモデル「クロード・ミュトス」は、人間では困難だったシステムの脆弱性の発見ができる。サイバー攻撃への悪用でエネルギーや金融などの経済基盤に混乱を引き起こすリスクも指摘されている。
