関西在住の方は必見! 大注目の「豪華観光列車」には“アフタヌーンティー”プランも…プロの鉄道写真家が厳選するGW「鉄道ショートトリップ」
第1回【ちょっとした週末にも最適の「GW鉄道旅」! “グリーン車”で向かう奥多摩に、あえて“初夏”に楽しむスキーリゾートの「絶景とアクテビティ」】からの続き──。普段から公私共に鉄道を楽しんでいる鉄道写真家の筆者が今おすすめしたい鉄道ショートトリップコースをご紹介! 5選のうち第1回では3選をお伝えしたため、この記事では残り2選をお届けします。(全2回の第2回)
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【写真を見る】食事付きプランも用意されている「豪華観光列車」に、“お皿”も食べられる握り寿司…車窓の風景だけではないGW鉄道旅の魅力
【4:中京圏発 あなたは温泉派? 散策派? 高山本線】
名古屋駅を起点に岐阜県飛騨方面を結ぶ特急「ひだ」。おおよそ1〜2時間毎で運行されており、観光スポットの多い高山本線を効率的に巡ることができます。なお、通常期では自由席のある特急「ひだ」ですが、2026年4月24〜5月6日までは全席指定で運行されるので注意してください。指定席の予約には窓口に並ばずに購入できる「えきねっと」・「e5489」サービスが便利です。

高山本線の観光地といえば外せないのが飛騨高山と日本三名泉に数えられる、下呂温泉。これからの高山本線は特に車窓からの眺めが美しく、飛騨川沿いを行く区間では清涼な川風景を楽しむことができます。
下呂駅は徒歩圏内に日帰りでも温泉が楽しめる施設がたくさんあるなか、宿泊施設の日帰り入浴も一考ですが、僕がお勧めしたいのは安価で楽しめ、地域に愛される大衆温泉浴場の「白鷲乃湯」、「幸乃湯」、広い露天風呂のみの「クアガーデン露天風呂」です。
列車旅なら温泉後の一杯……もみんなで堪能できるのも嬉しいポイント。そして、散策派なら高山がやっぱりおすすめ。駅前の通りを東に向かうと街中を流れる宮川に出ることができ、周囲には伝統的建造物群保存地区が広がります。
食べ歩きのお店なども並び、気軽に飛騨牛を楽しめる牛串や飛騨牛の握り寿司などはせっかく訪れたのであれば堪能したい必食のグルメです。
世界遺産・高野山の鉄道旅
【5:関西で大注目の新登場観光列車】
最後にご紹介するのは4月24日に運行開始となった関西の大手私鉄、南海電鉄にデビューした最新観光列車「GRAN 天空」です。この列車が走るのは世界遺産高野山を目指す、南海高野線のなんば〜極楽橋。終点の極楽橋からは高野山ケーブルーに乗り換えることで高野山に向かうことができます。運行は毎週水曜日と第2・4木曜日を除く毎日で1日2往復運行されています。
近年、国内に限らずインバウンド旅行者の人気も高い高野山。そんな道中を特別に彩ってくれるのがこの列車で、4両編成の車内は沿線由来の木材を用いたり、芸術作品が随所に飾られていたりとラグジュアリーな空間が広がります。
意匠にも工夫が施されており、1号車はリクライングシートが並ぶ「リラックスシート」、2号車は窓を向いたシート配置が特徴の「ワイドビューシート」になっています。
そして4号車は「GRAN 天空」の中でも最上位となる「グランシート・グランシートプラス」で、こちらでは沿線の文化や食材を意識したモーニング、ランチ、アフタヌーンティーがそれぞれ運行時間に合わせて提供されるプランが用意されています。
その他、3号車は乗客なら誰もが利用できる「ロビーラウンジ」になっており、予約なしでも購入できる温かな軽食や沿線ゆかりのドリンク、お土産品などが用意されています。
狙いは1〜2号車?
新登場の観光列車ということで、GW期間を含め、しばらくは混雑が予想されますが、1〜2号車については乗車定員も多く、乗車チャンスも多いのでぜひ公式サイトをチェックしてみてください。
第1回【ちょっとした週末にも最適の「GW鉄道旅」! “グリーン車”で向かう奥多摩に、あえて“初夏”に楽しむスキーリゾートの「絶景とアクテビティ」】では、5選のうち3選をご紹介している。夏のスキー場が魅力的なあの地域、乗りもの好きファミリーは大喜びのあの地域、清流と日本酒が待つあの地域──。
村上悠太(むらかみ・ゆうた)
1987年東京都生まれ。鉄道業界の役にたつことならなんでもしたい、がモットーの鉄道写真家。日本大学芸術学部写真学科卒業。2025年、JR東海公認の923系ドクターイエロー引退記念写真集『ありがとうT4』(ウェッジ)を出版。高校時代には毎夏北海道上川郡東川町で開催されている「写真甲子園」に出場した。
デイリー新潮編集部
