テイラー・スウィフトさん、自分の声と写真を商標申請…生成AI悪用のなりすまし広告防ぐ狙いか
【ニューヨーク=木瀬武】米人気歌手のテイラー・スウィフトさんは、自身の声と写真の商標登録を米特許商標庁に申請した。
声の商標登録は珍しく、生成AI(人工知能)を使って自身の声や写真がなりすまし広告などに悪用されるのを防ぐ狙いとみられる。
同庁に24日付で提出された書類によると、申請されたのは2種類の音声と画像1枚の計3点。音声は「こんにちは、テイラー・スウィフトです」などと話す声が収録され、画像にはピンク色のギターを抱えたスウィフトさんが写っている。
スウィフトさんはこれまでに、生成AIで加工されたポルノ画像やなりすまし広告などの被害に遭ってきた。2024年の米大統領選では当時候補者だったトランプ氏が、スウィフトさんから支持されているかのような偽画像を投稿した。
著名人の肖像は主に「パブリシティー権」で保護されるが、AIで生成された紛らわしい音声や画像は規制対象になりにくいとされる。米メディアは今回の商標登録により、保護範囲が広がる可能性があるとの見方を伝えている。
