人気高まる「インドアゴルフ」おカネをムダにしない《賢い練習方法》を伝授…「入っていきなりショット」はNGです
インドアゴルフ施設のおさらいをします。インドアゴルフ施設が増えていると言われても、ピンと来ないと思うのでデータを提示します。2025年ですが、日本全国のインドアゴルフ練習場の数はざっと1600、その4割、600軒弱が東京に集中しており、ちょっと異常な盛り上がりですよね。
都会では地価高騰の煽りを受けて、屋外ゴルフ練習場はどんどん閉鎖され、マンションや商業施設に建て替えられています。その建物の一部分にゴルフスタジオがテナントとして入れば、ゴルファーのニーズが充分満たせるというわけです。昭和の頃からゴルフを覚えた世代は、ゴルフボールの行方を目で追わないと納得できないんですがね。
【前編記事】『《若者のゴルフ離れ》も何のその…予想外の「ジャパンゴルフフェア」大盛況、アマチュアたちの最新事情とは』よりつづく。
ショットに入る前の「ストレッチ」が肝心
早速最先端のスタジオを見学です。行ったのはJR大阪駅を降りて5分ほどの超一等地、阪急のメンズ館6階にある「HEPナビオゴルファーズラボ」というところ。ゴルフインフルエンサーでも知られる堀真珠は、ここにティーチングプロとして所属しています。
真珠さんに迎えられ施設を案内してもらいます。豪華な打席ブースが5つ、加えてパタースタジオに工房もあり、フィッティングも万全。ティーチングプロは全員ベストスコア60台のツワモノばかり、実に心強いです。
まずはどんな感じで打っているのか、真珠さんに朝のルーティーンをやって頂きます。
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(以下、真珠さん)ショットに入る前に、軽いストレッチをすることが大事です。体のほぐし方は自己流で構いません。
最初は屈伸運動に始まり、体幹部分を柔軟にします。それから手首や肩など、パーツ部分を柔らかくしていきます。個人的には現在、左手首にちょっと違和感があるので、そこを念入りに調整します。
ストレッチでしていけないのは、自分の限界を超えて体を柔らかくしようとすることです。私の場合、子供時代に重い物干しざおで練習して深いトップを作り、おかげで飛距離が出たのですが、今頃になって微妙に関節とかに負担がかかっています。選手としてはさほどハードなラウンドをしないので問題ないですけど。
アマチュアの方は自分の出来る範囲で、ストレッチをしてください。可動域を広げる場合は、毎日少しずつやって下さい。無理をして可動域を広げると、後々辛くなりますよ。
ほかゴルフのボールを使った、ツボマッサージも肩のリンパ節に当てると効果的です。これだとラウンド中、ずっとできます。癖になって、頻繁にやるようになると効果が倍増します。
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「調整」と「練習」を上手く使いわけよう
今度は真珠さんのショットのルーティーンを見学します。
アマチュアで混同しがちなのは、調整と練習を分けることだそうです。ラウンド前の調整はあくまで、その日の球筋を見ることであり、ショットをいじりだして練習に入ると、わけが分からなくなる危険性があるとのこと。
と言いながら真珠さんは58度のSW(サンドウェッジ)で、まずは30ヤードを打ちますと宣言。ビュッと力強いボールが飛んで行く。えっ〜打ち過ぎでしょ、50ヤードは飛んでますよと。けどデータはしっかり31ヤード、第一打のしかも借り物のSWで打った打球が誤差1ヤードって、まさにプロフェッショナル。
それから短いクラブから番手を上げて、ほぼ宣言通りの飛距離をビシバシ打ってくるからびっくり。ドライバーにおいては、握ってすぐにこれはちょっと重いかなと言いながら3球、ナイスショットして終わりです。
ドライバーは最後の仕上げみたいなもので、そんなに球数を打つものではありません。アマチュアの方でドライバー多めで打つ方がいますが、ラウンド前だと疲れてしまいますよとのこと。
フィッティング、時短…メリットはさまざま
とまあ、あっと言う間の20分でした。弘法は筆を選ばず。ちゃんと打てる人は借り物クラブで充分結果を出せるんですね。
インドアスタジオの利点は、狭い空間なのでヘッドアップをすることはまずないです。慣れればショットは安定します。
今流行りのシャフトを交換するフィッティングは、こういう狭いところで、フィッターが、データを見ながら、最適のシャフトを合わせてくれます。将来フィッティングをするなら、慣れておくのも大事かなと。
しかもゴルフスタジオは、ひと月幾らのサブスクで使えることが多いです。仕事帰りに高級貸しクラブで練習すれば、時短にもなるし、ニューギアの情報収集にもなるしと、メリットは大きいです。
現在、大都市圏ではこのタイプのスタジオが大繁盛、世田谷の自自宅のそばにもあります。室内型だと夏や冬も対応できるし、移動が楽。時間がある時、ちょっと覗いてみようかなと思っています。
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