投手・大谷翔平「不規則ローテ」の波紋…“しわ寄せ”くらうドジャース先発陣はいい迷惑
日本時間19日のオープン戦初登板(対ジャイアンツ)で、いきなり161キロをマークした大谷翔平(31)。
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今季は開幕から先発ローテに入ることが決まっていて、投打の二刀流発進は2023年以来、3年ぶりになる。ただし、問題がないわけではない。
ドジャースのゴームズGMは、今季の大谷の投手起用に関して「通常に近い起用法になるだろうが、流動的になる可能性もある」と言ったことがある。ドジャースの「通常」のローテが中5日だとすれば、「通常に近い」というのは中6、7日、あるいは大谷の体調によって、その都度、登板間隔を変えるということだろう。いずれにせよ先発投手陣の中で、ただひとり変則、あるいは不規則なローテになる。指名打者として毎日試合に出場しながら、通常のローテで回るのは負担が大き過ぎるという判断だ。
だとすれば、どうしても波紋が生じる。大谷のローテが不規則になれば、他の先発陣の登板間隔まで不規則にならざるを得ないからだ。
エ軍時代は同僚が変則ローテにボヤキ
体調によってその都度、登板間隔が変わればもちろん、ひとりだけ中7日になったとしても他の先発の登板間隔に狂いが生じる。
大谷がこれまで、規定投球回数をクリアしたのは、エンゼルス時代の22年だけ。それでも166イニングと、通常の先発にしては多い方ではなかったのは本人の体調によって登板間隔が変わったからだ。その結果、他の先発投手のローテも変化した。特派員のひとりがこう言う。
「エンゼルスのある主力投手は『自分は中5日で回るのがベストなんだけど……』とボヤいたことがあったけど、エンゼルス時代の大谷は投打で抜けた存在だった。他の先発にひずみが生じたとしても、さほど大きな問題にはならなかった。けれども、各球団のエースクラスが顔をそろえるドジャースは事情が異なる。スネル(33)やグラスノー(32)ら実際に他球団のエースだった連中が、大谷がローテにいるせいで自分の登板間隔がズレることをよしとする保証はどこにもない」
先発は中5日ならシーズンを通して中5日で回るのが理想的だ。登板と登板の間の5日間のルーティンが確立されている方が、調整もやりやすいに決まっている。
ところが、「通常に近い起用法」の大谷がローテに入れば、そうもいかなくなる。その都度、調整パターンの変更を余儀なくされる。それによってスター軍団で先発を務める連中がへそを曲げるようなら、ワールドシリーズ3連覇を目指すチームの火種になりかねない。
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ところで、侍ジャパンは今回のWBCで「負けるべくして負けた」と言っても過言ではない。最大の敗因はいびつな選手編成にあるが、そもそも「井端監督の高圧的な姿勢で招集の芽が摘まれていた」との指摘も噴出した。肝心の采配も、敵将から「データ分析に基づいているように感じない」酷評される始末…。いったい現場では何が起きていたのか。
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