8回途中で降板し、2番手の菅原(17)にボールを渡す花巻東・萬谷

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 「選抜高校野球・1回戦、智弁学園4−0花巻東」(20日、甲子園球場)

 花巻東が初戦で姿を消した。今大会からDH制が導入されるもエース左腕の萬谷堅心(3年)が「5番投手」で先発。三回1死二塁で適時二塁打、七回にも適時三塁打を浴びて点差が広がった。10奪三振の力投も八回には制球が定まらなくなり、押し出し四球の後にマウンドを降りて右翼へ。九回の守備では相手の右前打に好返球で追加点を許さず、意地を見せた。

 力及ばずも萬谷に涙はなかった。「変化球を打たせたかったけれど、無駄球が多くなってしまった。コースに投げきることができませんでした」。自慢の打線は智弁学園の杉本に3安打完封に封じられ、佐々木洋監督(50)は「(球が)伸びてくる感じがして春先からあのスピード。なかなか対応しきれなかった」と振り返った。雪辱をかける夏に向け萬谷は「もっと練習をして(甲子園に)戻ってくる」と誓った。