58歳女性が婚活を始めたら“1ヶ月で300件”の申込みが…デート先が“フードコート”、口臭で断念した男性も
いつもご自身の考えが正しいという前提で、「あなたもこうですよね」と圧をかけてくるような文章なんです。結局、その方とは会う前に吐き気がしてきて。ああ、これはもう体が拒否しているんだな、と思ってやめました。
◆“いい人”だったのに…生理的NGのワケ
――「この人こそ!」と思えるような出会いはありましたか。
吉田:50代の男性で、とても気が合って、話しやすくて、「いい人だな」と思える方がいました。ただ、その方の口臭がすごくて……。
でも、2回目にお会いしたとき、隣同士でプラネタリウムを見たんです。すると、だんだん異臭が漂ってきて。上映が終わる頃には頭痛がしてきて、「このニオイには耐えられないな」と思ってしまいました。口臭さえなければ、もう今ごろ婚活を卒業できていたかもしれないのに……。とても残念でした。
――婚活を続ける中で、学んだことや工夫していることはありますか。
吉田:結婚相談所での学びは大きかったですね。セミナーで、「男性は視覚的な情報で相手を選ぶ傾向があるけど、女性は相手の声に心地よさを感じやすい」と教わったんです。確かにそうだな、と。なので、アプリでマッチングしてある程度やり取りをした後、実際に会う前に通話して相手の声を確認するようにしています。
それから、プロフィールに音声をつけられる機能もありますよね。気になる方が音声を公開している場合は、お声を聞いてみます。私にとっては大切な判断材料のひとつになっています。
◆婚活は水物。相性とタイミングを大切に
――最近、熟年離婚が増加傾向ですが、離婚後に再度パートナー探しを考えている方に、伝えたいことはありますか。
吉田:実際にお会いする男性の中にも、離婚後に新しいパートナーを探している方は多いです。お話をしていると、「前妻とはうまくいかなかったけど、別の人だったらわかり合えるんじゃないか」という希望を持っていらっしゃるんだろうな、と感じることがあります。
夫婦仲は決して悪くなかったけれど、お子さんがどちらかの親と関わりたくなかったとか、実家との同居がきっかけで関係がこじれたとか、本当に事情はさまざまです。性格や相性もありますよね。他の人にとっては耐えられなかったことでも、自分にとっては平気なことかもしれません。
それに、タイミングも大きいと思います。婚活は本当に水物で、同じ人がずっと待っているわけではありません。時期を逃せば、その人はもう別の方と出会っているかもしれない。でも、この歳になっても、仲良くなれる人がいるんだなっていうのは、不思議で、どこか希望でもあります。
マッチングアプリには、必ずしも結婚を望んでいる人ばかりではないので、ニーズを見極めることは大事だと思っています。私は将来を共にできるパートナーを探しているので、これからも希望を持って活動を続けていきたいですね。
<取材・文/秋山志緒>
【秋山志緒】
大阪府出身。外資系金融機関で広報業務に従事した後に、フリーのライター・編集者として独立。マネー分野を得意としながらも、ライフやエンタメなど幅広く執筆中。ファイナンシャルプランナー(AFP)。X(旧Twitter):@COstyle
