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7人組グループに暗雲

 世界を股にかけて活躍している7人組グループ・XG(エックスジー)の名物プロデューサーが逮捕され、グループの将来に暗雲が漂っている。XGとはCHISA、HINATA、JURIN、HARVEY、JURIA、MAYA、COCONAで結成された日本人のヒップホップ・R&Bガールズグループ。

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 エイベックスが設立した韓国法人のエンタメプロダクション「XGALX」(エックスギャラックス)に所属しており、その総括責任者がプロデューサーのSIMON(サイモン)こと酒井じゅんほ容疑者(39)だった。

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 日韓ハーフのSIMONとエイベックス社員ら4人は23日午前0時20分ごろ、愛知県のホテルで麻薬取締法違反(所持)の疑いで警視庁に現行犯逮捕された。XGは21日と22日にワールドツアーの名古屋公演を開催しており、4人は薬物で“打ち上げパーティー”をしていたかっこうだ。

 音楽ライターがこう話す。

「エイベックスが世界で通用するアーティストの育成のために、2017年に韓国でXGALX(エックスギャラックス)プロジェクトをスタートさせました。その総括プロデューサーに抜擢されたのが、かつて韓国7人組ボーイズグループDMTN(ダルメシアン)のメンバーだったJAKOPSことSIMONでした。

 彼が所属していたDMTNのメンバー・DANIELは2013年にソウル地方警察庁麻薬捜査隊によって麻薬販売に関わる容疑で立件されています。SIMONはメンバーによる薬物使用でグループ活動が中断する苦労を味わったはずなのに、自身が薬物に手を染めるとは……。まったく反省がありません」

 XGはオーディションに参加した約1万3000人から勝ち抜いた7人が、約5年間のハードな特訓を経た後、2022年3月に「Tippy Toes」でデビュー。卓越したダンスと楽曲や奇抜なファッションでたちまち人気となり2024年からワールドツアーを開始。日本をはじめ中国、北米、欧州で公演を開催しグローバルアーティストに成長した。

「グループをとりわけ成功に導いたのは中国公演です。初ワールドツアーでは2024年8月に香港、上海、成都、北京で計4公演、翌25年3月にも杭州、上海、北京、成都で計4公演を成功させました。中国は限韓令によってK-POPの公演が締め出されていたため、K-POPに似ている韓国発祥のXGが人気を呼んだわけです」(前出の音楽ライター)

悪影響は必至

 2025年5月に東京ドームでワールドツアーを締めくくるなど、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いだったXG。だが、薬物使用による司令塔の突然の逮捕劇には大きな衝撃が走った。ただ、SIMONの薬物使用は1年も前から警察に通報されていたといい、当時から悪評が飛び交っていた、という証言もある。

「スタッフへのパワハラや乱暴な態度はもとより、エイベックスから受けた多額の運営資金の運用をめぐって、XGALAX周辺ではSIMONに関する疑惑が渦巻いていました。また、SIMONは表向き総括プロデューサーを務めていますが、XGの楽曲やファッション、タレント活動は優秀な別のスタッフに任せ、自分は上から指図するだけだった、という話も出ています。ワールドツアーに多額の投資を行ったため収益はまだ赤字で、今後のワールドツアーで回収を図っていましたが、ドル箱である中国公演の見込みが立たないのは大きな痛手です」(エイベックス関係者)

“生みの親”の逮捕にXGは「突然の出来事に、私たち自身も大きな驚きと戸惑いを感じながら受け止めています」とショックを隠せない。今後の公演については「慎重に協議を重ねた結果、予定通り開催します」と27日に公式Xで表明した。払い戻しにも応じるという。

「メンバー本人たちは気丈にふるまっていますが、CMクライアントや海外ライブのプロモーター、テレビ出演への悪影響は必至。今後の楽曲制作も足踏み状態となるでしょう。今回の不祥事でXGが失速している間に頭角を現すのはライバルグループのHANAだともっぱらの話です」(前出の音楽ライター)

 HANAは、SIMONと同じ日韓ハーフのラッパー・ちゃんみな(27)が、2024年開催のオーディション番組「No No Girls」で選んだ日本の7人組ガールズグループ。25年4月に初シングル「ROSE」で鮮烈デビューを果たした。

 プロデューサーが日韓ハーフ、7人組ガールズグループ、メンバーがあまりに個性的なところなどXGとHANAは類似点が多く、一部では“パクリ騒動”まで勃発している。

「ちゃんみなは生公演のステージでいきなり化粧を落としたり、2025年のNHK紅白歌合戦では大股開脚を披露してお茶の間の度肝を抜くなど、“扱い注意”という印象もあります。しかし、2月15日放送の日本テレビ系『世界の果てまでイッテQ!』の温泉同好会寒中水泳スペシャルのゲストとして出演したことが強烈なインパクトを与えました。

 自身の物まねを披露しているガンバレルーヤ・よしこが、冷たい氷の穴に落ちた姿を見て大爆笑が止まらない素顔を見せるなど、好感度が爆上がりしています。そんなちゃんみな人気に乗ってHANAの人気がさらに上昇する可能性は大きい。テレビ局側もXGの代替としてHANAに出演オファーするケースが増えるでしょうね」(日テレ関係者)

 世界進出をますます加速させるタイミングで薬物疑惑が発覚し墓穴を掘ってしまったSIMON。足かけ9年にわたって厳しいアイドル業界で闘ってきたXGメンバーがあまりに気の毒だ。

デイリー新潮編集部