──8月開幕のJ2の26‐27シーズンの前には、(※7)J2・J3百年構想リーグがあります。

田中:J2が、地域リーグやJFL、J3と比べて甘くないのは承知しています。ただ、目指すのはあくまで4年連続での昇格。そのために、まずは百年構想リーグでいい戦いをしてJ1を本気で狙いたいと思います。

【Paulo Junichi Tanaka】
1993年、日本人の父とスペイン系フィリピン人の母の間に生まれる。’12年、大阪桐蔭高から川崎フロンターレに加入も、1年余りで自ら退団。以降、ツエーゲン金沢、FC岐阜、レノファ山口、松本山雅と渡り歩き、’23年から栃木シティ所属。’25年、JPFA選出のJ3MVP。ポジションはFW

(※1)YouTubeやTikTok
’20年にYouTube「パウロちゃんねる」を開設。特に田中が女子高生キャラ「パウちゃん」に扮する「彼女シリーズ」は人気。TikTokは自身でネタを考え、編集もこなす

(※2)3年連続での昇格
栃木シティは’23年に関東1部リーグ2位ながら、全国地域サッカーチャンピオンズリーグで優勝しJFL昇格。’24年はJFL優勝、’25年はJ3優勝。地域リーグからの3年連続での昇格は史上初となった

(※3)バズるゴールパフォーマンス
第5節のテゲジャバーロ宮崎戦で決めた’25年の初ゴールの映像がJリーグ公式SNSに投稿されると、ネットの流行を取り入れたゴールパフォーマンスも相まって200万回以上再生されるなどJリーグ一バズったと話題になった

(※4)今矢監督
今矢直城。’22年より栃木シティの監督を務める。’23年以降クラブを3年連続の昇格でJ2へ導いた気鋭の若手指導者。横浜F・マリノスで名将アンジェ・ポステコグルー氏の通訳を務めた経験も

(※5)髪形もドレッド
今や田中の代名詞ともいえるドレッドヘア。そのインパクトは大きく、知名度アップにも効果的だったが、かつて所属したクラブでは禁止されていて罰金を科されたこともあったとか

(※6)ファンサービス
チーム一の人気者だが、ファンサービスにも定評がある田中。どんな時でもサポーター一人ひとりと丁寧に向き合っている姿は印象的だ

(※7)J2・J3百年構想リーグ
Jリーグが’26年から「秋春制」に移行するため、その端境期に実施される特別大会。J2とJ3の混成リーグとして開催され、2月7日に開幕。通常のリーグ戦と異なり、結果による昇降格はない

取材・文/栗原正夫 撮影/岸本勉

―[インタビュー連載『エッジな人々』]―