Image: N-ARK

2023年6月13日の記事を編集して再掲載しています。

「出身は海上都市です」って言ってみたい。

「未来都市」というと超高層ビルが立ち並び、空飛ぶクルマが空中を往来するような、『フィフス・エレメント』や『トータル・リコール』で見たようなイメージかもしれません。

世界最大規模。ドバイにできる海洋研究施設「Dubai Reefs」

ですが、ドバイの海上に研究施設を主とした都市「ドバイ・リーフス」の計画があるように、海の上で暮らす都市計画が現実的のようです。

周囲約5kmで完結する都市

以前、日本でも海上建築スタートアップの株式会社N-ARK(ナーク)が、気候変動に適応する海上未病都市「Dogen City|同源都市」事業構想を発表しました。そのコンセプトは「医食住同源」。自然災害への対応、海洋環境改善、気候難民受け入れなどを行い、海の上を海洋経済圏としています。

「Dogen City」とは?

日本の概念「1里1時間」を基に、直径1.58kmで周囲約5kmの敷地となる海上都市で、1万人が活動する小さな街が「Dogen City」です。

住宅やゴミ処理場や学校や病院やオフィスなどがあり、コンセプトの通りこの街の中ですべてが完結。もし自然災害があっても、独自に生き延びることができる持続可能な都市となります。

エリア内の建築物は海に浮かび、内湾を自由に移動できるとのこと。船酔いに強い人なら楽しく暮らせそうです。

Image: N-ARK

目的は?

海洋を新たな「経済圏=NEW OCEAN」とし、気候変動を乗り越え回復する力を創り出すとのこと。

そのために自立分散型の海上未病都市(ここでは「Dogen City」)を作り、海洋データインフラの高速化、さらには何者にも邪魔されない海の上だからこそできるロケット移動サービス発着陸地を作り、宇宙と海と地上を結ぶ新規観光産業を創出することにあります。

宇宙まで見据えているのは壮大な計画ですよね。

まるで『ウォーターワールド』

ロードマップを見るに、2023年から「Green Ocean」やコンソ−シアムの始動などいくつかの計画が同時に進行していき、2030年には「Dogen City」第1号が海外でローンチする予定とあります。

懐かしのSF映画『ウォーターワールド』がホントに実現しそうですね。

衛星画像から見える、未来都市「The Line」に対するサウジの本気度

Source: vimeo, N-ARK (1, 2) via 知財図鑑, Twitter