「9頭身の美少女」の衝撃的な半生。医学部受験を強要した母との決別…のちに実家を訪れて判明した“衝撃の事実”
◆「別人の表札が…」ふいに知った母の悲しい最期
――現在は、お母様とのご関係はどうなのでしょうか。
郄橋七瀬さん:成人式の日にも「お前だけ幸せになれると思うなよ」というLINEが来たり、恐怖が常に身近にあったのですが、ふと連絡のない日が続きました。それで茨城県の実家にいってみると、表札がまったく別の人に変わっていました。のちに調べたところ、母は亡くなっていました。自死だったようです。
郄橋七瀬さん:母からの仕打ちは体罰や虐待と呼んで差し支えないものばかりですが、一方で、自分のなかに根付いた教えもちゃんとあるんです。そのひとつに「嫉妬だけはするな」というものがあります。自分がいるコミュニティの誰かに嫉妬をして生きるようになったら、人間は終わりだと母は言い続けていました。
先日、「ブスのくせに」という誹謗中傷のDMが届いたので、開示請求をしたんです。すると、相手は同業者だったことがわかりました。確かに周囲にいる人に嫉妬をしながら生きるのはつらいから、母の言うことはもっともだったなと感じました。
◆承認欲求の果てに待っているのは…
――郄橋さんが芸能活動に求めているものは、何でしょう。
郄橋七瀬さん:なんだかんだ、私は承認欲求が強いのだろうと思います。また、誰かひとりでもいいから、永続的に愛してくれるのかな? ということはよく考えます。父は私を置いて出ていきましたし、母からの愛情も健全ではなかったと思います。本当にただ、誰かから愛されることを体験してみたいですね。そういう意味で、ファンの皆さんとの触れ合いは私にとって頑張るモチベーションになっています。これからも絆を深めて行きたいと思っています。
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誰もが息を呑む美貌の裏に、人知れぬ過去があった。郄橋さんは言う。「過去の傷も、ファンのおかげでかさぶたくらいになった」と。きらびやかにして華やか。微笑みで人を癒やす彼女もまた、ファンに癒やされながら、今日を生きる。
<取材・文/黒島暁生>
【黒島暁生】
ライター、エッセイスト。可視化されにくいマイノリティに寄り添い、活字化することをライフワークとする。『潮』『サンデー毎日』『週刊金曜日』などでも執筆中。Twitter:@kuroshimaaki
