一方で細貝フレンズにも、細貝社長の浦和時代のチームメイトや北京五輪世代の仲間たちを軸に坪井慶介、森脇良太、安田理大、柏木陽介、鈴木啓太、大津祐樹、李忠成、佐藤勇人、宇賀神友弥ら豪華な名前が並んでいる。
 
「当日、僕ももちろんプレーさせてもらいますが、特別に準備していることはないですし、プレーしていただく方も、みなさんが現役の時のように動けるわけではないと思います。でも、そこも楽しく取り組みたい。(細貝フレンズは)僕にとって普段から連絡を取り、情報交換をしている人たちですが、一緒にサッカーをできる機会は実はあまり多くなく、貴重な場でもあります。サッカーの楽しさも改めてみなさんに伝えられれば良いですね。
 
 参加してくれるメンバーたちとのエピソードは多々ありますが、(ボランチを組む可能性もある鈴木)啓太さんは物凄くお世話になった先輩のひとりですし、群馬のみなさんにもぜひそのプレーを見ていただきたいです。(一昨年に引退した)柏木(陽介)らもサッカー教室などに出てくれますし、今は千葉で働かれている(佐藤)勇人さんら先輩の方々に参加していただけるのも本当感謝です」
 
 そして、改めてクラブの20周年という節目は、細貝社長にとっても感慨深いという。
 
「実は自分も2005年にプロサッカー選手になったので、ちょうど20年で(昨年)プロ選手を引退しました。だからザスパの歴史と自分のプロサッカー選手としての歴史はまったく同じなんです。同じ時代を歩んで、何か勝手に縁を感じ、僕はザスパを地元のクラブとして常に気にかけてきました。そのなかで長年サポートをしてくださっている方々には2005年当時のことを少しでも思い返していただき、最近ザスパを好きになってもらった方々には、普段とは異なるような楽しみ方をしていただければと思います。
 
 クラブとしてこの20年を振り返れば、決して簡単な道のりではありませんでしたし、あっという間だったかもしれませんが、喜びも悲しみもありました。そしてこの先、30年、40年と間違いなく続いていくなかで、この20年であったことを改めて噛みしめ、歴史に思いを馳せながらクラブとして前進していきたいと思います。
 
 僕らは群馬県のチームとして、地元の多くの方にこのクラブを知っていただきたい。だからこそ、こういう機会にぜひクラブと触れ合っていただければ嬉しいです」
 
 そしてメモリアルマッチの後にキックオフされる、公式戦の八戸戦へつなぎたいとの想いも強い。
 
「この1日が本当にクラブにとって良い日になればと考えています。僕はクラブの代表ですので、とにかくメモリアルマッチにも全力で取り組み、その後は結果にフォーカスしていきたいです。
 
 クラブとして今の苦しみを乗り越えれば、必ず明るい兆しが見えると信じています。高い理想へ進むなかでしっかりと勝点を積み重ねていければベストでしたが、ブレずにここから挽回できるように、クラブ、会社としてベストを尽くしていきたいです」
 
 ザスパにとってどんな特別な1日になるか。楽しみだ。
 
詳細はhttps://thespa.co.jp/lp/2025/20th/
 
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)