バツイチ男性と独身女性の恋が進展。家族同然の年下男子に勝ち目はなくて


長年付き合った彼女と同棲解消。実家に出戻っても歓迎されるはずもなく…/ムサシノ輪舞曲(1)

蕎麦屋の息子・阿川龍平(25)が小さな頃から片想いする相手は、10歳上の「隣のお姉さん」武蔵原 環(35)。学生時代に告白するも、「家族同然の弟あつかい」な上に「10歳差」のせいで意識してもらえず、「無理なもんは無理」と玉砕。この10年はすっかり諦めモードの阿川でしたが、環とバツイチのテーラー・衣笠との出会いの場に居合わせてしまい、嫉妬心がメラメラと湧き上がって――。

執着片思い青年×惚れっぽい自然体女×食えない男…大人のじれったい三角関係を描く『ムサシノ輪舞曲』を11回連載でお送りします。今回は第11回です。

※本記事は河内遙著の書籍『ムサシノ輪舞曲』から一部抜粋・編集しました。

質問?何でもどうぞ


う、うん、まあそんなトコ


今ので少しは牽制になっただろうか


環、まだ帰んねえの?


気休めにしかならないのは判ってる


あのー、環さん?


正確に云うとバツが1つついてはいるんですが


環さんには僕の正直な身の上をご承知おき頂きたくて


何故?


その見当で概ね合ってます


話が早いし手も早い


環に失恋を繰り返すのは俺......やめにする


著=河内遙/『ムサシノ輪舞曲』